働くパパとママのHappy共働き

子育てしながら働くって、想像以上に大変。子どもは頻繁に病気にかかるし、一日を通しての子どものお世話など、就業時間外はとにかく家事・育児に追われる。そんな中、実家を頼れないママたちは、一日いち日をどうやりくりしているのか。アヴァンティ編集部の働くママの座談会や読者へのアンケートから、仕事と子育ての両立はどう大変なのか、リアルな現状を探る!

【avanti 働く女性研究所調べ】 N=68 調査期間:平成25年7月16日~8月2日●年齢:25~29歳5.9%、30~34歳26.5%、35~39歳32.4%、40~44歳26.5%、45~49歳8.7%●未既婚:既婚100% ●子どもの有無:有100% ●雇用形態:正社員73.5%、契約社員2.9%、派遣社員2.9%、パート・アルバイト2.9%、経営者9.0%、フリーランス5.9%、その他2.9% ●職種:事務38.2%、営業5.9%、販売8.8%、専門職32.4%、管理職5.9%、その他8.8%



取材協力/
ファザーリング・
ジャパン九州 理事

吉村 伊織さん

「イクメン」という言葉も定着し、ママとともに普段から家事育児を担うパパも増えてきたように思います。それは、ファザーリング・ジャパン・九州のイベントに参加してくれた、ママたちへのアンケートなどから分かったことなので、パパ自身が発信していないだけで、家事・育児を担うパパは本当はもっといるのではと推測しています。

子育ては父母2人が共に行うことで、女性と同じく男性の関わり方も大切。それに対し、国の子育て支援も、育児休業の延長など女性側の施策に集中し、今現在の子育て事情に合っていない気がしています。

私自身も会社員として働いていた頃に経験したことですが、「男性は子育てよりも仕事を優先するのが当然」という考え方が、企業内はもちろん、社会全体的にもまだ根強く残っていると思います。育児休業や短時間勤務など制度を整えるだけでなく、実際にその制度利用を、男女関係なく歓迎する企業風土をつくることも大切だと思います。同時に、子育て中の人に限らず、誰かが介護や急病で長期休職しなければならなくなった際でも仕事が回るよう、体制を整えることが、今後どの企業にとっても必要なのではないでしょうか。

そして、子育て中の人自身が気をつけたいこと。まず男性は、自身も子育てに関わっていることを社内に発信し、社内の人を巻き込むことも大切だと思います。僕自身も、「自分も育児に関わりたい」と上司や同僚に相談すると、様々な面で協力・理解してもらえました。また、「子どもが病気になったらどの病院に連れて行くか」など、妻の力を借りることなく家事・育児を一通り行えるスキルを身につけることは、リスク管理の側面からも必要最低限かと思います。

そして女性には、「夫に協力してほしいけれどきっと無理」と、最初から諦めないでほしい。妻が先回りしてやってくれていることも、夫に話すとすんなり引き受けてくれるかもしれませんよ。最後に、男女ともに制度や周りに甘えるのではなく、企業から期待された役割(仕事)を就業時間内に効率よくこなし、成果をあげる努力も忘れないようにしたいですね。


福岡市
「保育コンシェルジュ」をすべての区に配置。

2013年から福岡市のすべての区の子育て支援課に配置している「保育コンシェルジュ」。保育を希望する家庭の就労状況等をふまえ、それぞれのニーズに合った保育サービス(保育所、幼稚園の預かり保育、一時預かり事業など)の情報を提供し、選択肢を提案する専門の相談員だ。窓口、電話でも相談でき、保育所に入所できなかった世帯のアフターフォローも行っている。


北九州市
「次世代育成環境ランキング  政令市No.1」の北九州市。
放課後児童クラブ(学童保育)を全児童化。

NPO法人が主要都市の子育て環境を評価した「次世代育成環境ランキング」の政令市比較では、過去8回中、7度総合順位1位という評価を受けるなど、子育て環境の整備が進んでいる北九州市。全国的に先駆的な取組みとして、放課後児童クラブで、入所対象を小学校低学年の留守家庭に限らず、希望するすべての児童を受け入れる全児童化に転換。そのための施設整備に努め、平成23年4月からは、全児童化を達成するとともに、高学年児童の利用も増えている。

※自治体によって放課後児童クラブ(学童保育)の入会条件は異なるが、全国的には小学校低学年の留守家庭 児童に限るところが多い。

written by 編集部