佐々木 久美子さん/「なんで?」の問題意識が テクノロジー発想の原点

この笑顔で “本性” は、かなりとんがったIT技術者。5年前に起業し、経営者として自在な発想力と行動力を発揮している。  

佐々木久美子さんに火をつけるのはいつも「なんで?」という問題意識だ。「テクノロジーも問題を解決するためのもの。問題意識が何を作りたいのか、発想力を触発します。開発はクリエイティブな仕事だから人を意識しないし、人と比べることもない。オリジナリティを追求できるところが掛け値なしに楽しい」。 

システムエンジニアとしての社員時代、プロジェクトリーダーとして手がけた西鉄のバスロケーションシステムは、様々なモノに通信機能を持たせるIoT(モノのインターネット化)技術として進化中で、『グルーヴノーツ』の特化分野でもある。また、「西鉄天神CLASS」3階のオフィスに併設する学童保育「テックパークキッズ」は、子ども達がそれぞれの個性に合わせてテクノロジーを楽しめる点で注目を集めている。 

佐々木さんが学童保育機能を追求した背景には、自身が働くママとしてハンディを抱えてきたことがある。「私の場合は両親が子どもの面倒を見てくれたから仕事を続けられましたが、それでも時間が足りない。起業を決断できたのも “自分が会社をやれば子どもを育てながらでも時間が自由になるんじゃない” というアドバイスが決め手になったくらい」。  

同社では、この学童保育の社員活用を促す計画。仕事と子育て、介護などの両立のために在宅勤務も実現している。「社員は社業に協力してくれているのだから、会社は社員にもっとコミットすべき」。とんがった技術魂の隣に社員を想い、家族を思う母性愛が息づくリーダーである。クールで熱く深いその内懐で優秀な技術者を育てながら、同社は世界的IT企業としての地平を目指す。

『株式会社 グルーヴノーツ』代表取締役会長 
佐々木 久美子さん

福岡県生まれ。システムエンジニア、プロジェクトマネージャー(PM)等を経て、2000年『(株)アイキューブドシステムズ』に入社。交通系、医療系Webシステムやクラウド、スマホを利用したサービスの開発を行う。2011年『(株)クリップエンターテイメント』設立を経て『(株)グルーヴノーツ』代表取締役会長に就任。食、カメラ、アニメ、漫画とゲーム好き。

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▲ 1.雑誌に出てくるようなオフィス空間。

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▲ 2.学童保育「テックパークキッズ」。母親が子どもを迎えに行った時は宿題、食事、入浴もすんでいて、帰ったら寝かせるだけという理想の状態も可能にしている。

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▲ 3.2016年4月、現在の場所に移転。


株式会社グルーヴノーツ
福岡市中央区今泉1-19-22 西鉄天神CLASS 3F
http://www.groovenauts.jp/

written by 編集部