左近 春香さん/出逢えた人の “プラス”になりたい

「ハングリー精神の塊」と自分を評する左近春香さん。憧れの美容師になるため、高校生のときにはアルバイトをかけもちして美容学校に通うお金を貯めた。「だけど実際に美容室へ勤めたら長時間労働が厳しく、人をハッピーにする仕事なのに提供する側の人間が疲れてしまっていると感じたんです」。

いったんは美容業界から離れるも、美容に関わる仕事をしたいという夢を実現させるため、まつ毛エクステサロンを起ち上げることに。「自分がお客として利用した際に、技術とサービスの高さに感銘を受けたお店があったんです。そのお店に『無給でいいので』と頼みこみ働かせてもらいました」。そうして身につけた技術で最初の店舗をオープンさせると、口コミで利用者はたちまち増えていった。  

店舗を移転拡大しようとしていた頃、春香さんは出産。「仕事に復帰したいけど、実家も遠いし。じゃあ子どもを連れて行ける環境を職場に作ろうと」。産後2週間で新生児を抱え、移転先を下見。ベビーシッタールームを整え、来店者にも無料託児も始めると口コミはさらに広がっていった。「託児が無料だと美容のことでママが出掛けるのにも賛同しやすいと、パパたちの支持もあったんですよ」。

そこでより広いキッズルームを併設させた店舗を博多区美野島にオープン。保育士や看護師など資格を持つシッターが常勤し、スタッフの子連れ出勤も可能にした。

これまで自身の体験を軸にどんな状況でも女性が輝けるよう、サービスや労働環境を創出してきた春香さん。30代に近づき新たにやりたいことが見えてきたという。

「外見をきれいにしても、体調がすぐれないと楽しめないですよね。心身を整えられるヨガスタジオを託児所付きで作りたいんです」。社名につけた想いのように「誰かのプラスになる」ことを目指して、春香さんの快進撃は続いていく。

『株式会社 ハルプラス』代表取締役社長 
左近 春香さん

1987年生広島県出身。四人姉弟の長女として生まれ、中学二年生のときに新聞配達を始める。アルバイトで貯めたお金と奨学金で美容専門学校に入学。広島の最大手の美容室で大手サロンのノウハウを学ぶと、その後はアパレル業や人材育成コンサル業に従事。2013年26歳でまつげエクステ専門店『hal+』を開業し、現在は3店舗の直営サロン、スクール、コンサル事業を展開。お年寄りや障がい者の方へネイルやヘッドスパなどのサービスを行う、ボランティア団体『一般社団法人リトルハピネス』の代表も務める。 hal+ 今泉店 http://halplus.jp/

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▲ 1.託児室には防犯カメラを設置。希望をすれば施術中でも子どもの様子をタブレットで確認できる。現在8名の従業員が託児室を利用して「子連れ出勤」をしている。

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▲ 2.春香さんの “ハル” に「人のプラスになりたい」という意味で付けられた店名。

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▲ 3.「子どもがいて髪を染めに行けない」というママの悩みに応え『hal+ Familia』ではヘアカラーとヘッドスパのメニューも提供。


hal + Familia
福岡市博多区美野島3-14-4
http://halplus-familia.com/
TEL/092-409-0505
Mail/hal.plus0513@gmail.com
営/10:00〜受付19:00
休/なし

written by 編集部