5月20日、天神パークビルにて
第239回アヴァンティ・ゼミを開催いたしました。
産業医科大学医学部より、公衆衛生学を専門としていらっしゃる久保達彦先生をお招きし、「働くことと健康を考えてみよう」というテーマで講義をしていただきました。
「そもそも産業医ってなんだろう」というお話から、交替制勤務や夜勤が身体に及ぼす影響など、ご研究の内容について紹介してくださいました。
いくら交替制勤務や夜勤が身体に深刻な影響をもたらすことが分かっても、すぐに夜勤をなくすことはできない現代社会で、実際にこの研究結果をどう生かしていくべきか、今後の課題を語る先生の熱意に、参加者のみなさんもも心打たれたのではないでしょうか。
ゼミの後半では、昨年11月に超大型台風がフィリピンを襲った際の医療支援の体験談を語ってくださいました。津波によりもっとも被害の激しく壊滅的な状態であった地域に先遣隊として入り、水や食料、電気や通信手段などのライフラインも危うい なかでどう生き残り、医療活動を行うことが出来たかを当時の動画などもまじえてお話ししてくださいました。