メイコが交通事故を起こした!親の責任もあるって本当?

マミコは2児の母。
「今日は、メイコの好きなハンバーグにしようかなっ。」
そう思いながら、いつもの通り、帰り支度を始めたときだった。
会社に警察から電話が…「はい、メイコの母ですが。」と電話を替わると、なんと、高校1年生の娘・メイコが交通事故を起こした、とのこと。

交通事故?―そう、学校からの帰り道、自転車で、歩行者のおじいさんをはねてしまったらしいのだ。
電話は事故現場に調査にやってきた警察官からだった。
メイコがスマホの画面をいじりながら片手運転しているとき、歩道を散歩していた森さん(おじいさん)に気付かず、ぶつけたらしい。頭から血の気が引いた(気がした)。
「あれだけ“ながらスマホ”は危ない、って言ってたのに!!」。

幸い被害者の森さんは命に別状はなかったけど、足を骨折していて今は手術を受けているとのこと。

マミコは、涙ぐんでいるメイコの顔を見て、少し安心したが、まだ、激しく動揺していた。
これから一体どうなってしまうのだろう…。

1週間後。
マミコは夫がホームページで見つけてきた女性弁護士の事務所を訪れることにした。
何から相談したらいいのかさえ分からなかったけど、そういうことも含めて、気付いたら心配なことは、とりあえず全部話せた(ような気がした)。
その弁護士が、頷きながら、マミコの目を見つめて、ゆっくり話を聞いてくれたからかもしれない。良かった…思い切って相談に来て。

弁護士が言うには、結論からいうと、結構、大変なことになるらしい…「昨年、小学5年生の男の子がおばあさんをケガさせたということで、約1億円の賠償命令が母親に出されたケースもあるんですよね。なので、先ずは、森さんの回復を祈りましょう」…。
一億円、と聞いて、倒れそうになった。

巻き髪がキレイな女性弁護士は落ち着いた様子で「先ずは、『賠償責任保険』に加入していないか、確認してみましょう。自動車保険の証券を家で探して、私に見せて下さい。」と、ゆっくりだけど落ち着いた声でアドバイスしてくれた。

結局、とても自分たちでは対処出来そうに思えなかったので、この弁護士に依頼することにした。

 

written by haruta