川面 剛さん/追い求めて努力すれば、夢は叶う。 その経験を伝えたい。

川面 剛(かわつら つよし)さん
九州共立大学 客員講師男・女バスケットボール部 監督
1975年北九州市門司区生まれ。九州共立大学八幡西高等学校(現 自由が丘高等学校)卒業後、流通科学大学(神戸市)に進学。1997年~2005年、松下電器産業株式会社(現パナソニック株式会社)バスケットボール部で活躍。2006年福岡大学大学院スポーツ健康科学研究科に入学。2007年プロバスケットボールチーム『ライジング福岡』に入団。2010年肩を痛めてプロ選手を引退し、九州共立大学客員講師に就任。
川面剛オフィシャルWeb http://www.kawazura.com/

川面さんへ3つの質問

Q. この仕事に向いている人は?
A.研究熱心で情熱があり、学生と話すことが好きな人。

Q. あなたのバイブルは?
A. 「一瞬に生きる」 小久保裕紀

Q. あなたのメンターは?
A.当時、ライジング福岡の球団代表だった山本華世さん。コミュニケーション能力を高めてくれた恩人です。

追い求めて努力すれば、夢は叶う。その経験を伝えたい。

11歳からバスケットボールを始め、将来はプロ選手になりたいと思った。野球やサッカーなどいろいろなスポーツをしたが、一番夢中になれたのがバスケだった。「シュートが入る瞬間や、ドリブルで相手を抜いていくのがすごくおもしろかった。チームみんなで喜びを分かち合えることも魅力ですね」。

全日本実業団の名門チーム・パナソニックのスピード感あふれるプレースタイルに魅了され、「いつかあそこでプレーしたい!」と夢を抱いた。学生時代はひたすらバスケに打ち込み、オファーを受けて念願のパナソニックに入団。採用される選手は年間1人か2人、関東の大学から選ばれることが多いなか、異例ともいえる大抜擢だった。「ユニフォームが届いたときはめちゃめちゃうれしくて、そのまま着て寝ました」と笑顔で語る。

川面さんのポジションは、チームの司令塔的な役割を担うポイントガード。速いドリブルで数多くのチャンスを生み出し、攻守の要として活躍した。入団6年目には、年間で全球団最高のフリースロー成功率を記録し、フリースロー賞を受賞した。

30歳のときプロ選手として福岡の球団と契約を交わすが、シーズン途中でチームが解散。福岡大学大学院でバスケットボールコーチングの研究を始め、部活動も指導するようになった。

九州バスケットボール界のレベルアップを目指す

研究や指導をしながらも、「もう一回選手として立ちたい気持ちがあった」という川面さん。2007年『ライジング福岡』の立ち上げに関わり、キャプテンとして3年間チームを引っ張った。大学院に通いながら、チームの合同練習、ウエイトトレーニングやシュート練習、球団の広報活動、イベントにも参加する多忙な毎日だった。

「やることが多くて大変でしたが、異業種の人とたくさん出会い、自分の世界が広がりました。価値観が変わりましたね。このときの経験は今の指導にも生きています」。

5年前に九州共立大学バスケットボール部の監督となり、現在は大学生の指導に当たっている。30人の部員は75人に増え、九州のランキングも10位から4位に上がった。今年は上位3位以内に入り、全国大会出場を目指す。一番の目標は、チームを強くして九州のバスケットボールのレベルを上げること。技術面の向上とともに、メンタル面やコミュニケーション力の育成にも力を入れる。また、子ども向けの教室を定期的に開催し、バスケットボールの楽しさを伝えている。

「夢を追い求め、地道な努力を継続すれば叶うことを伝えたい」と話す川面さん。自らの経験と学びを惜しげなく次世代に伝え、これからも理想のバスケ道を歩み続ける。

written by 編集部