高額な不妊治療、医療費控除の対象です。

Q.2年くらい不妊治療をしています。
助成金は夫婦の所得が規定を超えているので利用できません。
健康保険適用外の費用が高額で…。
なんとか少しでもかえってくるようにできないものでしょうか。 
カナデ 44歳 会社員

A.不妊症の治療費や人工授精の費用は医療費控除の対象となります。
医療費控除により払った税金が還付されます。

●医療費控除額(上限200万円)=2014年1月1日から12月31日に支払った医療費

① 保険金などで補てんされる金額
生命保険などで支給される入院費給付金や健康保険などで支給される
高額療養費・出産育児一時金など

② 10万円(所得金が200万円未満の人は、所得の5%)

●還付金額=医療費控除額 × 課税所得に応じた所得税率

医療費は原則家族の分もまとめて申告できます。 
家族でもっとも所得税率の高い人が合算して申告すると有利です。

不妊に悩む方への公的な助成としては 
「特定治療支援事業」がありますが夫婦の所得金額が730万円未満が要件となります。
母親が35歳以上での出産の割合は
平成12年     平成23年

11.9%   →   24.7% と倍増しています。
(厚生労働省人口動態統計より )

不妊に悩む方も増えており、
治療の経済的負担を軽減するため
平成16年から特定治療支援事業制度が創設されましたが
カナデ さんのように全員が給付の対象となるわけではありません。

確定申告で医療費控除の申請をすることで
払った税金を取り戻すこともできます。
病院へ行ったときのバス代や
ドラッグストアで購入した風邪薬や胃薬も控除の対象となります。
医療費控除額を計算してみてください。 
預けたお金は低金利でなかなか増えない時代です。
戻ってくるお金がないかまず確認していただくことをおすすめします。

注)2015年2月現在の税制に基づく一般的な取り扱いについて記載しています。
税制改正などで税務上の取り扱いが変わることもありますのでご注意ください。
また、個別の事案については、所轄の税務署にご相談ください。

 

written by yotsugi