食を味方につける

体にいいもの、安心・安全なものを、バランスよく食べたほうがいい。…って分かっちゃいるんです!でも忙しいし、めんどくさい…。そんなあなたへ。
今回、アヴァンティがおすすめするのは、薬膳の考え方を取り入れた“自分の体質に合った”食べものの選び方。お金や時間や手間隙をかけた方法はなし!がんばらずに続けられる食養生のヒントを紹介します。

※食養生とは…食を通じて命を養い、健康を維持すること。今回は、東洋医学や薬膳の基本的な考え方をベースに、手軽に毎日実践できる方法をまとめました。

食の専門家に聞く!
食を味方につけるってどうすればいいの?

あの食べ物が体にいい、と美容や健康によいとされる食材や食べ方など、様々な情報が出回っています。でも、外食や市販品を買って食べることが多かったり、忙しい日も多いとなると、毎食に気を遣うのは正直難しいですよね。「あれはだめ、これはだめ」と食べたいものを我慢したり、難しい調理法を覚えたり、手間のかかることを無理にしようとすると、かえってストレスになってしまいます。もっと気軽に、楽しみながら取り入れられる食のヒントが「薬膳」という考え方です。

薬膳と聞くと「特別な食材を使うのでは?」「美味しくなさそう…」といったイメージでしょうか? でも実は、いつも食べている食べ物こそが“薬膳”なんです。東洋医学では「薬食同源」といって食べるものが薬になると考えます。すべての食材には効能があり、それを生かしながら、季節や体質・体調に合わせて料理することが薬膳の基本的な考え方です。

まずは、自分の体質をチェックして自分の体質に合った食材を知りましょう。それらを意識して食べるだけでも、体調や体質が変わるきっかけになります。身体は、自分の食べたもの、飲んだものから作られています。「食養生」とは、食を通じて生命を養うこと。食を今よりほんの少し大切にするだけで、身体は応えてくれるはず。病気も不調も、健康もキレイも、すべては体の内側から、すべては食から始まります。食事は毎日の楽しみの一つ。がんばるのではなくて、楽しみながら続けられる食養生を、今日から始めてみませんか?

NPO法人食育推進ネットワーク福岡副理事長
五十嵐和恵さん
食育インストラクター、ポジティブ・エイジングアドバイザー。年齢に抗わず自ら前向きに能動的に年を重ねる生き方(=ポジティブエイジング)を提唱。様々な食事法を実体験した後、薬膳の考え方に基づく食べ方が最も継続可能だと確信。子どもから高齢者まで幅広い世代へ向けて、加齢学や東洋医学をベースにした幅広い視点からの食に関する講演・セミナー講師として活躍中。


※今回紹介しているのは、体質をおおまかに5分類する一つの方法です。その他の診断方法もあるので、より詳細な体質診断は漢方医など専門家のいる薬局や漢方外来などをおすすめします。

A □ 疲れやすい Aの数
□ 汗をかきやすい
□ 風邪をひきやすい
□ 下痢をしやすい
□ 顔色が白っぽい
□ 手足が冷えやすい
B □ 夢をよくみる Bの数
□ 不安感がある
□ 目が疲れやすい
□ 爪が割れやすい
□ 髪がパサつく
□ 皮膚がカサカサする
C □ イライラしやすい Cの数
□ 喉や胸がつかえた感じがする
□ 緊張すると具合が悪くなる
□ ため息をよくつく
□ わき腹がはる
□ ゲップが出やすい
D □ シミ・そばかす・くすみが気になる Dの数
□ 顔色が悪い
□ 肌荒れしやすい
□ 月経痛がひどい
□ 足がよくつる
□ 肩こりがある
E □ 汗をかきやすい Eの数
□ むくみやすい
□ 下痢・軟便になりやすい
□ 雨の日に具合が悪くなる
□ 体が重くだるい
□ 車酔いしやすい

参考文献/「毎日役立つからだにやさしい 薬膳・漢方の食材帳」(薬日本堂監修/実業之日本社)

最も数が多いのがあなたのタイプ。体質の診断は次ページへ。

written by 編集部