算命学

算命学とは?生年月日から運命を読み解く、古代中国の秘伝占星術。

算命学とは?生年月日から運命を読み解く
  • 「算命学って、どんな占い?」
  • 「中国発祥の占術って聞いたことあるけど、どんなもの?」
  • 「算命学のことについて、ざっくり知りたい」

この記事では、このような疑問にお答えします。

算命学とは?

算命学とは古代中国で生まれた、年・月・日の干支を出すことで人の運命を占う中国占星術のひとつです。

木・火・土・金・水の5つの要素からなる中国陰陽五行をベースとした占星術で、中国の流れを受け継ぎながらも、日本で学問として確立されたものです。

算命学では「人」を自然の一部ととらえます

算命学では「人」を自然の一部ととらえます。
動物、植物、鉱物、太陽、月、星、水、風、すべてが自然です。

私たちは生まれた日に宇宙から星を与えられるという考え方から、生年月日より人の運命を占うことができるのです。

「人」の運命は「役目と環境が一致するところにおいては、自然がその人を必要とする存在となり、役目と環境が一致しないところにおいては自然はその人を淘汰する」と考えます。

つまり、「本当の自分」を知ることで、より「自分らしい生き方」をすることで、より素晴らしい人生を送ることができるというわけです。

生年月日が同じ人の場合の運命はどうなりますか?

誕生日が同じ人の場合、「宿命」が同じになります。
ただ、その人の環境は異なります。

両親、育った環境、学歴、社会経験など、それらの環境が違いますから、おのずとその宿命と環境との絡み合いによって運命は違ってきます。

算命学の歴史・はじまりとは?

算命学の歴史は約2300年前の中国までさかのぼります。

鬼谷子(きこくし)という約2300年前の戦国時代の古代中国の占術師が発祥とされており、その後、長い年月をかけて学問として確立。

戦乱の世に君臨して繁栄を遂げるためには、その指針となる占術が重宝されたそうで、古代中国の王たちの帝王学として尊重され、長い間、門外不出の秘伝とされてきました。

その後、中国から日本に伝わり、広く知られることとなります。

算命学は恋愛、結婚、仕事、健康、人間関係、金運・財運やあなたの性格、適性といったものを生年月日から算出された星から読み解くことができます。

算命学のざっくりした全体像

算命学の命式には大きく分けて2つになります。
「陰占(いんせん)」と「陽占(ようせん)」です。

「陰占」は原因。
本人の本質や生まれもった要素です。

「陽占」は結果。
性格や適性、人生について占うことができます。

流れとしては生年月日から陰占を割り出し、そこから陽占(=人体星図)を割り出します。陽占にある個人の性格などをあらわす十大主星と十二大従星から読み解いていきます。

陰占における「十干」「十二支」とは?

「十干(じっかん)」とは

十干(じっかん)とは「甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・己(き)・庚(こう)・辛(しん)・壬(じん)・癸(き)」の十種のことです。

十干は個性をあらわし、精神的な現象をあらわすことになります。

十二支(じゅうにし)とは

十二支とは「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の12種類のことです。

算命学では目に見える世界、現実の行動をあらわすのが十二支とされています。

「陽占」における「十大主星」「十二大従星」とは?

自分の心(本質)を解くことを陽占と呼びます。
十干十二支から導き出した命式を軸にして、十大主星と十二大従星を出していきます。

十干から出てくる十種類の星を「十大主星」
十二支から出てくる十二種類の星を「十二大従星」と呼びます。

十大主星とは?その星の意味は?

十大主星とは次の10種類の星で、その人の性格をあらわすものです。宿命図のなかの8つの星のなかで、5つがこの十大主星が入ります。

  1. 貫索星(かんさくせい)
  2. 石門星(せきもんせい)
  3. 鳳閣星(ほうかくせい)
  4. 調舒星(ちょうじょせい)
  5. 禄存星(ろくぞんせい)
  6. 司禄星(しろくせい)
  7. 車騎星(しゃきせい)
  8. 牽牛星(けんぎゅうせい)
  9. 龍高星(りゅうこうせい)
  10. 玉堂星(ぎょくどうせい)

十二大従星とは?その星の意味は?

十二大従星とは次の12種類の星で、その人の運勢をあらわすものです。宿命図のなかの3つの星がこの十二大従星が入ります。

  1. 天報星(てんぽうせい)
  2. 天印星(てんいんせい)
  3. 天貴星(てんきせい)
  4. 天恍星(てんこうせい)
  5. 天南星(てんなんせい)
  6. 天禄星(てんろくせい)
  7. 天将星(てんしょうせい)
  8. 天堂星(てんどうせい)
  9. 天胡星(てんこせい)
  10. 天極星(てんきょくせい)
  11. 天庫星(てんこせい)
  12. 天馳星(てんそうせい)

天中殺

天中殺とは自然界が作り出した空間(十干)と時間(十二支)の間に生まれた不自然融合のことです。

十干(10)と十二支(12)を合わせると、2つが残ってしまいます。これが天中殺です。

天中殺は12年に2年間。12カ月に2カ月間。12日に2日間というペースで起こります。誰にでも平等に訪れます。

天中殺は次の6種類になります。

  1. 子丑天中殺(ねうし)
  2. 寅卯天中殺(とらう)
  3. 辰巳天中殺(たつみ)
  4. 午未天中殺(うまひつじ)
  5. 申酉天中殺(さるとり)
  6. 戌亥天中殺(いぬい)

天中殺(天冲殺)の結婚は良いの?悪いの?

天中殺(天冲殺)の期間に結婚することはよくないという話を聞いたことがあるかもしれません。実際のところ、どうなのでしょうか?

まとめ

算命学は長い歴史と奥深さがある占星術です。
様々な角度から、あなたの人生を読み解くことができます。

算命学で「本当の自分」を知ることにより、もっと「自分らしい生き方」をすることで、より素晴らしい人生を送る一助となれば、幸いです。

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