Women Empowerment

特集タイトル

企業での女性活躍は進んでいるか?

国の成長戦略に女性活躍がうたわれて、今年は女性活躍推進法という新しい法律も成立しました。
今まで取り組んでいなかった企業も着々と新しい動きに向かって模索を続けながら、変わり始めています。
福岡県の企業がどんな取り組みを進めているのか、一方で、私たち働く女性はこの動きをどう感じているのか、
調べてみました。

様々なメディアで見聞きする機会が多くなった「女性の活躍」というフレーズ。
「よく聞くけど、うちの会社には関係ない」とか「現状は何にも変わってない」など、どこか別の世界のことのように感じている人もいるかもしれない。
でも国が動くということは社会が動き、企業が動くということ。福岡県内の企業でも変化は始まっており、女性管理職の比率は2007年の10.5%から、2013年には17.2%とアップ 。
ゆるやかながらも全体的に上昇傾向にあり、数にして約2400人の女性管理職が県内にいるという実情だ。

「女性活躍推進」働く女性たちの本音は?

この女性活躍推進の動きに対して、当の働く女性達はどう感じているのか。アヴァンティ働く女性研究所で調べたところによると、
女性活躍推進については72.7%の女性達が「基本的に賛同できる」と答えたが、そのホンネは複雑だ。仕事において「女性の可能性が広がる」
「女性が働きやすくなる」といったメリットの一方で、「違和感を感じる」女性だけに焦点をあてなくてもよいのではないか」といった反発もあり、
「女性活躍推進には賛成だけど、都合よく言わないで」というのが本心のようだ。

女性活躍の必要性に気づき始めた企業

一方、企業が女性の活用や登用を進めていくなかで、一番実感している効果は「男女に関わらず、有能な人材を生かすことができた」という点だ(図A ※2)。

グラフ

今まで女性の割合が少なかった「卸売」「建設」「不動産」といった業界ほど女性管理職の登用が上昇傾向にあり(図B ※2 )、これからも増えることが予想される。
女性の活躍が必要である、と気づき始めた企業の今後の課題としては、優秀な人材を生かすための人材教育や、仕事と子育ての両立支援、男性の育児・介護休業取得といった、
女性だけでなく男性の働き方改革まで含めた取り組みが必要といえそうだ。

グラフ

※1)平成25年度 福岡県 雇用均等・仕事と家庭の両立実態調査 概要版より/平成26年3月 福岡県 福祉労働部 労働局
※2)
帝国データバンク調べ「女性登用に対する九州企業の意識調査」より/平成27年7月・有効回答企業数794社

written by 編集部