あなたも“不調マヒ”してませんか?

働く女性の“不調マヒ度”は?
日々、感じる心身の不調を、そのままにしている人も多いはず。不調を放っている状態をアヴァンティ編集部では“不調マヒ”と定義しました。今回は私たち女性が不調マヒに陥っている現状と、そのリスクをレポートします。まずは、働く女性たちの不調との付き合い方を聞きました。

Q1.現在、何となく体調がすぐれなかったり、不調を感じることがありますか?

不調を感じている人は、実に8割以上。
これほど多くの女性が日々何らかの不調に悩まされている。

Q2.その不調は具体的にどんな症状ですか?

だるい、疲労感など疲れきった女性たちの姿が垣間見える。
肩こりや頭痛、情緒の変調なども多い。

Q3.不調時の仕事効率はどのくらい下がる?

普段に比べて半分も仕事の効率が落ちると自覚しているという結果に。

Q4.不調を医師へ相談したことがありますか?

病院へ行く人は4割どまり。
不調を感じていても「大したことではない」と行かない人が半数以上という結果に。



どうして不調マヒになるの?

不調は放っておいて何もいいことはない。そう分かっているはずなのに、なぜ私たちは行動しないのでしょう?不調マヒに陥る原因を考えました。


人間の心理を紐解きました

「私は大丈夫」の思い込み、  正常性バイアス
人は心理的に「自分の身に異常事態はそうそう起きない」と考えてしまう思考パターン(=正常性バイアス)を抱くということが指摘されている。大きな病気、事故、災害などに対する備えの意識が、定着しづらいのはそのため。「私にかぎって、そんなことあるはずがない」という思い込みこそ、「どうして私が…!?」という後悔を生む元凶。人間には安易な思い込みが生じやすいということを知り、自分の意識を変えていこう。
(参考文献/『きちんと逃げる。—災害心理学に学ぶ危機との闘い方』広瀬 弘忠(アスペクト))

専門家に聞きました
自分の体への過信が原因。カラダは 消耗品 です。
通常、女性の体は20〜30代の頃には女性ホルモンの影響で体の抵抗力も高く、本来は病気をしにくい時期といえます。ところが、不規則な生活やストレスなどで、女性ホルモンのバランスが崩れると体の様々なところに不調が出やすくなります。その上、特に忙しい女性は、つい無理を重ねがち。体に鞭打って、仕事や子育て、趣味などを優先して、自分の体のことはつい後回しにしてしまうんですね。ですが、生きている体は  消耗品  と同じ。酷使し続けるうちにどこかにガタがきてしまうんだという認識を持って、ぜひ定期的な検査を受ける意識を持ってもらいたいです。病院で大きな病気の告知を受けた患者さんの口からよく聞かれるのは「もっと早く病院へ来ていれば…」という後悔の声。私たち医師も「だいぶ前から何らかの病気のサインが出ていたはずなのに、どうしてこんなにギリギリになるまで来なかったのか…」と残念な気持ちでいっぱいになることも多々あります。自分の体に関する後悔は、自分の命にも直結しかねません。取り返しのつかないことになる前に、自分の体は自分が大切にするという意識を高めましょう。

九州大学病院総合診療科臨床教育研修センター准教授
岡田 享子先生
profile/1999年長崎大学卒業後、九州大学病院総合診療科に入局。地域医療機関での勤務後、2009年から九州大学病院臨床教育研修センター(総合診療科)勤務。2012年より同センター准教授。医学博士。総合内科専門医。生活習慣病を専門とした総合診療を行っている。1男1女を育てる働くママでもある。


後悔する前に、病院へ!
あなたのカラダ・不調マヒチェック!
不調マヒに陥る前に、不調チェックシートで、まずは今感じている不調をきちんと自覚しよう。さらに年代に応じた体の変化や病気の可能性を知って、病気を未然に防ぐ意識を高めましょう。
監修/九州大学病院総合診療科 臨床教育研修センター 岡田 享子先生

 

まずは不調をチェック!
以下にあてはまる不調はない? 自覚しつつ放っているなら「不調マヒ」に陥っている可能性大。2つ以上チェックのついた項目は下のA〜Hをチェック!

 

年代別・体の変化を自覚しよう
年齢が上がるにつれ、体も変化する。年代による体の変化と注意点をまとめました。自分の体の状態に敏感になろう。

~30代前半
体力もあり、無理を重ねてしまう年代。ずっと健康でいたいなら、早めのケアを。
女性ホルモンの分泌が活発で、体の抵抗力の高い20〜30代。体力もあるため無理をしてしまう時期でもある。気づかぬうちに溜まった疲れや不規則な生活、ストレスなどで女性ホルモンのバランスが崩れると、体の様々なところに不調が出てきやすい。ちょっとした不調は「まだ大丈夫」と思いがちだが、そのまま年を重ねると急な体調不良につながることも。不調には早めに手を打とう。

30代後半~
女性ホルモンの低下が不調を引き起こす。体と心の変化を素直に受け止める時期。

女性ホルモンの分泌は30代後半になると徐々に減り、それに伴い安定していた体の状態も、今までとは違う変化が出てくる。また、仕事や家庭における役割が大きくなり、心身ともにストレスを抱え込みやすい時期。不調が病気に直結する可能性の高い年代でもあるため、感じている不調には敏感に対処を。体とのつき合い方を見直して、定期的なケアや健康づくりの意識を高めていこう。

 

不調に隠れた病気をチェック!
1のチェックシートで2つ以上チェックのついた項目は、病気の可能性も疑って。想定される病気と対処法を知って、早めに専門医へ!

 

不調ケアに役立つ情報満載!
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written by 編集部