炭坑の地で古代歴史に触れる、古墳めぐりツアー!

こんにちは!スタッフのラピスです。
今回は嘉麻市・飯塚・桂川町の嘉飯エリアに行ってきました!
朝は雨振りでどうなるかと思っていたら日頃の行いがよいおかげで(?)、雨が降ることなく巡ることができました。
古代の歴史に触れることができる、嘉飯エリアをレポートします☆

 

国の特別史跡第1号!王塚古墳

まず桂川町の王塚古墳からスタート!
王塚古墳は6世紀中頃に作られたという前方後円墳で、実は【国の特別史跡第1号】なのです。教科書でお馴染みの高松塚古墳やキトラ古墳よりも先に登録されています。
現在は石室内の壁画の保存のため、春と秋の年に2回だけの一般公開となっています。行くときは事前にチェックしてくださいね♪
この日は遠賀川流域古墳・遺跡同時公開が行われていて、私も見ることができました!
s_王塚古墳

古墳内は撮影ができないので、実物大に再現した写真でご紹介。

s_王塚古墳・前室後壁040
(提供:王塚装飾古墳館)

実際の古墳内は薄暗くはっきりと模様は見えませんが(特に右側はほとんど見えません)、6世紀から残り続けている絵を見ることができるのは感慨深いもの。
発見された当時は文化遺産に対する意識があまりなく、保存対策が充分ではなかったのだそう。出入りも自由だったために古墳内が傷んでしまっただけでなく、中で焚き火をしたらしい驚きな(!)傷跡もあるそうです。
昭和55年(1980年)に結成された「王塚古墳保存会」をはじめとする様々な方々の努力により、今日に至るまで大切に保存されています。

王塚古墳や装飾古墳についてもっと知りたい!という方は、古墳の傍の「王塚装飾古墳館」で学ぶもよし。上でご紹介した王塚古墳の実物大のレプリカもこちらにあります。
再現された中に入ることもできるので、実際の古墳内を感じることができますよ!

 

デザインが可愛い!組み木体験

組み木とは木片と木片を組み合わせて、はめ込んだり重ねたりするおもちゃのこと。桂川町では全国フェスティバルも開催されていて、とても盛んな地域です。

体験できたのはこの4点のうちから1つ。私は左から2番目のものを作りました。

s_糸鋸中 (1)

やり方を見ているとスラスラと切っていくので簡単そうに思えるのですが、これがなかなか難しい・・・。

s_組み木 (1)

こちらが完成品です。馬とはにわのデザインで可愛い!見た目は上手くできているのですが、切るときに動かし方を失敗しているので、スムーズにはめ込みができません(笑)

 

嘉穂劇場御用達、日本料理 茶寮このみ

s_DSC_0452

お昼ごはんは少し移動して、「日本料理 茶寮このみ」へ。嘉穂劇場へのお弁当を作っていたり、お祝い事や冠婚葬祭に使われたりと、飯塚の方々に愛されている料亭です。
創業60年の老舗料亭のランチメニューをいただきました。
s_このみ

地元の旬の食材や新鮮さにこだわったランチメニューは本当に美味しい・・・!!
これで1,890円(税込)なので、歴史探索のついでのちょっとした贅沢にもオススメです。
部屋から見える庭も綺麗な日本庭園で和を感じることができます。
s_このみ庭
こちらは予約が必要なので、行かれる際はお忘れなく!

 

飯塚市唯一の装飾古墳も!川島古墳公園

2つめは、飯塚市に古墳公園として整備されている「川島古墳公園」。
県指定史跡の装飾古墳、川島古墳11号墳や市指定遺跡の1号墳・2号墳・10号墳などの周辺古墳群が整備された公園です。
普段は1号墳・2号墳の見学は鉄格子の外からのみ、11号墳は保存のため見学ができないのですが、ここでも遠賀川流域古墳・遺跡公開で見ることができました!
s_川島1号墳

s_DSC_0509

こちらは1号墳と天井石のない10号墳。石造りの石室でとてもしっかりとした造りなので、中からは須恵器などが出土されましたが、あまり有名なものは出土しなかったそうです(笑)

川島古墳11号墳には、玄室の奥に黒い丸や人が描かれています。王塚古墳同様で写真撮影禁止。写真がなくてごめんなさいー!!
代わりに飯塚歴史資料館のHPで見ることができます。
http://www.city.iizuka.lg.jp/rekishi/bunkazai.htm

装飾古墳は外の気温と中の気温に変化が生じただけで劣化してしまうのだそう。王塚古墳も川島古墳も、二重のドアで厳重に外気の空気と触れないつくりになっていました。
装飾古墳の保存の難しさを感じます。

s_DSC_0521 (1)

この日は学芸員さんが見学者への説明でいたこともあり、出土した須恵器を触ることができました!見にくいですが右奥の須恵器は、茶器としても使えそうとの声がチラホラ出ていました(笑)

 

国の重要文化財の出土品を見る!飯塚歴史資料館

嘉飯地域にはまだまだ多くの遺跡があります。この日は行けなかったのですが、飯塚市の立岩遺跡は国の重要文化財に指定されていて、出土品は飯塚歴史資料館でみることができます。

飯塚市歴史資料館2
(出典:http://sugar-road.net/iizuka/experience-iizuka/175/)

川島古墳群の管理も飯塚歴史資料館が行っています。
立岩遺跡の出土品として有名なのは、前漢鏡。この前漢鏡の出土によって、飯塚市周辺は有力な豪族がいたのではないかと言われています。
この日は前漢鏡が他の展示会へ出張していて見ることができませんでした・・・ 残念。

 

大きさに驚き!沖出古墳

最後に行ったのは、平成9年に県指定遺跡に指定された沖出古墳。見てきた中で1番の大きさの古墳でした。復元されたものですが、それでも圧巻。
遠賀川に向かう約標高40mの丘陵を利用して、南側から高く大きく見えるように造られています。
s_沖出古墳上

沖出古墳全体が見渡せる場所に説明板もあるので、出土したものや古墳の大きさなどはここで分かります。
古墳への入り口は、奥に見える階段から。
大きさからして当たり前なのですが・・・ やっぱり階段が長かったです。

s_説明書き

こちらも普段は石室内はみることができないのですが、遠賀川流域古墳・遺跡公開で見ることができました!そして石室内の撮影もオッケー!
特別公開さまさまですね!(笑)

s_石室内 (1)

そして気になる石室の中はこちら。巨大な古墳の石室の中はこのような感じです。とても狭くて、人が1人入るのがやっとなほど。古墳の大きさや出土品から、大和政権に強い結びつきの人の古墳であると考えられているのですが、1人のためにここまで大きなお墓が作れるとは・・・!古代の人、恐るべし。

 

特産品やスイーツ、何でもあります! 道の駅うすい

ツアーの締めくくりは、嘉麻市にある「道の駅うすい」。
新鮮な農産品だけでなく、玄界灘で採れた魚介類や地元ブランド嘉穂牛など地元のオススメを取り揃えています。
そして、ここには全国では5箇所だけ、九州では嘉麻市だけで作られている商品が!

s_特別牛乳 (1)

それがこちら、「特別牛乳」です。九州内では嘉麻市の白木牧場だけで作られていますが、高品質なジャージー牛の特別牛乳は全国初!
特別牛乳とは、「搾りたての牛乳を加熱殺菌処理しなくても安心・安全にそのまま飲める」と国の認証を受けた無殺菌牛乳、または低温殺菌牛乳のことを『特別牛乳』といいます。「ノンホモ製法」という牛乳中の脂肪球を砕かない製法のため、日が経つにつれて、上部に天然の生クリーム、下部は乳酸菌が生きたままの低脂肪乳になるのが特徴です。
味が濃すぎることもなく、あっさりと飲めますよ!

 

そして私が可愛さに負けて買ってしまった「かまししちゃんぷりん」
物産販売所の奥、「TARTE&SWEETS F(タルト&スイーツ F)」で販売されています。
筑豊のゆるキャラの中でも特に人気が高いかまししちゃんのプリンは、スプーンを入れるのがもったいないくらい可愛い・・・!!

s_かまししプリン

プリンの下には人気のロールケーキ、「果麻ロール」が入っていて、一度で2つの美味しさ!
こちらは小サイズですが、大サイズは釜の器に入っています。

 

他にも筑豊・嘉飯地域で活躍している6人のパティシェと和菓子職人が「KURO」をテーマにした、「KURO SELECTION(クロセレクション)」のスイーツも。
クロセレクションは、石炭の色である「黒」と長崎街道(別名シュガーロード)の宿場町だったことをかけあわせた、人気和洋菓子店がそれぞれ創作するお菓子です。

s_nama_tarte (1)
(出典:http://www.kuro-selection.com/)

TARTE&SWEETS Fの創作のお菓子は「黒豆・黒ごまチーズタルト」。
黒ごまとアールグレイの風味で引き立てられた大粒の黒豆で、見た目が美しい!そして味もとても濃厚!
冷凍されているものもあるので、長時間のお持ち帰りも可能です。

 

今回の旅の参考はこちら!

s_パンフ

飯塚市・嘉麻市・桂川町のおでかけガイド『嘉飯探訪』のP27「④古代を学ぶルート」がベースになっています。
テーマ別に4つのモデルルートやマップ、グルメやイベントなどの情報が満載なので、これ一冊あれば嘉飯エリア巡りは完璧!嘉飯エリアの主な施設にはもちろん、博多駅観光案内所や観光プラザ天神などに配布されていますよ。
B5サイズでバックにも入りやすい!

 

炭坑の地、というイメージが強い嘉飯エリア。ですが、少し調べてみるとあちらにもこちらにも歴史を感じる場所がたくさんあります。
もしあと10年早ければ、小学校の夏休みの自由研究に使えたかも・・・。
それほど貴重な史料がたくさんありますよ!
今回は歴史がメインでしたが、自然や食、おでかけスポットなど魅力溢れる嘉飯エリアにぜひ行ってみてください!

written by ラピス