File #03 ワークスタイルはその時々で変えていい

林 二葉(はやし ふたば)

グラフィックデザイナー(43歳)
ニューヨーク在住。二人の子育てをしながら、グラフィックデザイナーとして経験豊富な彼女。現在はフリーランサーとして在宅で仕事をし、理想的なワークスタイルで子育てと両立している。
https://www.futabita.com

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–簡単なプロフィールを教えてくれる?

高校卒業後、一度日本の大学の英文科へ入学するが、中退。
すぐに渡米。NYのFIT(Fashion Institute of Technology:ファッション工科大)のジュエリーデザイン科を卒業。
ビザの関係で帰国後、ジュエリー工房を探すが、ジュエリー制作の仕事に就く難しさに直面し、すぐに諦め、方向転換。
グラフィックデザインを勉強しながら、派遣社員として一般事務を2年間経験。 
1999年、結婚を機に、NYへ戻りグラフィックデザイナーとして、現在も活躍。
2児の母。

 

–NYでやった仕事は?

○学生時代は、SOHOで化粧品の販売や洋服屋の販売
 特に化粧品販売のお仕事は、教育が良く勉強になったよ!

○グラフフィックデザイナー(5社) 
結婚後、NYに戻ってからは、学歴ゼロでデザイナーとして働き始めるのは本当に大変で、知人の紹介で入った、最初の会社では、知識不足、経験不足で迷惑かけないようにと、がむしゃらに努力したのよ。
残念ながら、その会社は、クローズしてしまったの。

01futaba-02次の求人を見て、得た仕事は、9.11のため、リストラにあったの。
その次は、知人の紹介でニューヨークに本社を置く大手のゲーム会社でシニアデザイナーを4年。
それから、友人の紹介で、アメリカでも有数の大企業Viacom傘下の某エンターテイメントメディアの会社で、アートディレクターを2年。 

この時、第一子を妊娠し、出産直前まで、勤務した後フリーランスへ。
フリーランスでお仕事しつつ、第二子を出産後、パートタイムでマンハッタンに2年間勤務。
今は、子供達ともっと時間を過ごしたい為、現在はフリーランスに戻り、在宅で仕事をしています。

 

–今、この仕事をしていてよかった!と思える瞬間は?

クライアントから「good job」って言われるのと喜んでもらうのは当たり前!
仕事相手が心から喜んでくれた時、「二葉にデザインを任せて良かったよ、ありがとう」って言ってもらえた時、「二葉で良かった。また一緒に仕事しようね」って言ってもらえた時、どんな大変な仕事であったとしても、疲れが吹っ飛ぶよね。 

 

–組織人ではなく、フリーランサーとして心がけていることは何?

私が気をつけようと思ってるのは、「うわ〜素敵!カッコいい!」 っていう感動の気持ちを日々持つこと。
それは、アートだったり、ファッションだったり、景色だったり、ライフスタイルだったり、 政治家のポリシーだったり、くだらないおもちゃだったり、食べ物だったり。 大好きなものに触れている生活がしたい、いつも新鮮な気持ちでいたいってことかな。
デザイナーは感性が鈍っちゃうといい仕事できないと思うから。いつも好奇心旺盛でいたいんです!

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幸恵の取材後記

二葉ちゃんは、幼い頃からよく絵を描いていて、アートに関する仕事をするだろうと漠然と思っていたそう。アートだったらNYへ行けば、間違えないかな〜と思い、とりあえず来てみて、NYに来てから、FITで勉強をすることを決めたと聞いた時は、意外だった。
これまでの経験を聞いていると、自身の力でステップアップし、その時々のライフスタイルに合わせて仕事をしています。キャリアと自信があるからこそ、できることですね。
今は、結婚して二人の子どもとの時間を大切にしながらのワークスタイルですが、グラフィックデザイナーとしていつでもクライアントのニーズに応えれる様に、トレンドをおさえつつ努力しているところが彼女らしい。自分にとっての優先順位を知るって大切ですね。

また、NYの大学ではジュエリーデザイン科を卒業しているので、最近、ジュエリー熱が再発してジュエリーを作り始めたそうで、これからの活躍に期待です。

NYでは、転職の際に、ネットワークがキーになっています。 
在職中でも、求職中でも、「デザイナーを探してる人がいるよ」などと声をかけてもらって、見つけるパターンも多いとか。

→ライタープロフィール

written by 丸本幸恵