小さな一歩が未来をつくる ~Vol.8~  悔しさをバネに成長する

ブランクを取り戻すために

出産で退職した航空業界の仕事に、2005年・約8年ぶりに復帰しました。
そのブランクは想像以上に大きいものでした。
世の中の仕事は、急速にIT化されていて、パソコンは一人1台の時代。
自分のパソコンスキルの無さに愕然としました。

飛行機の予約をする端末は使えるものの、WordやExcel操作は全く追いつきません。
パソコンでのメール操作も慣れず、とにかく追いつくのに必死でした。
せっかくつかんだチャンス、どんなに追い込まれても、この仕事を逃したくありませんでした。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

もがいていた時に、パソコンスキルをあげるために、あることにチャレンジしました。
子ども達が通う学童保育保護者会役員の書記です。
ちょうどその頃、子ども達が通っている小学校のことや地域のことをもっと知りたいと思っていたし
仕事についても情報交換ができるママ友が欲しいと思っていたのです。
苦手だけど、やらざるを得ない状況に自分を追い込むことで
もしかしたら、スキルアップにつながるかもしれないと思って選択したのです。

学童保育保護者会の書記をすることになって、
自宅でパソコン操作をする機会が増えていきました。
一人で操作しても壁にぶち当たることが多く、
パソコンが得意な夫に助けを求めなくてはならない状況に。。
職場でのパソコン操作についても相談するようになっていきました。
不思議なことに、この書記の仕事をきっかけに、冷え切っていた夫婦の会話が
だんだんと戻っていきました。

いろんなことがあって家庭内別居とも言えるくらいの関係でしたが、
私自身が新しいことにチャレンジし目標を得たことによって
これまで夫に抱いていた嫌な感情が、働き始めたことによって
少しづつ変化していったような気がしています。
パートのときよりも収入も増え、生活が安心できるようになり
夫と対等に仕事のことで会話し、毎日が家族のためだけの日々ではなく
自分の取り組む目標ができたからかもしれません。

夫も、その頃から、働くことを応援してくれるようになっていきました。
夫婦は向き合うのではなく、それぞれが目標を持ってともに未来に進んでいくこと
対等な立場で話すということがお互いにとってきっと必要だったのだと思います。

それから、同居をしていることが日常的にストレスに感じていたことも
子ども達が学校から帰ってきたら、義父が家にいてくれるからこそ
安心してフルタイムで仕事ができるんだと感謝の気持ちも
生まれてきたのです。

IMG_0447

予期せぬ出来事が次々と起こる

私がフルタイムで仕事を始めてしばらく経った頃、夫が勤めていた会社の営業所が
閉鎖になることとなり、大阪か東京へ転勤しなければならなくなるいう
全く予期せぬ出来事が起こりました。
大阪や東京に行ったら、きっと福岡には帰ってこれなくなるだろうと
夫自身も悩んでいるようでした。
私も、夫が単身赴任を選んだとしたら、夫がいない状況での
同居生活が続くということなので、そうなったらどうしようと。

一気に現実味を帯びた未来の選択をしなくてならない状況になっていったのです。
転職するか、単身赴任か、家族で東京か大阪に行って、義父が一人暮らしをするか。。。

そして夫が選択したのは、転職でした。
なんとか転職の目処が立ちそうだったこと、転職先がしばらく決まらなくても
私がフルタイムで仕事をしていたし、同居なので住む家はあるし、なんとかなるさと
夫を応援し尊重することができたのです。

人生とは不思議なものですね。
同居が嫌で嫌でしょうがなくて、
いつか離婚したいと思って選択したフルタイムの仕事だったのですが
働くことで自分らしさを取り戻していった気がします。

夫の転職先も無事に見つかり、新しい職場に勤務することになりました。
以前の会社では毎日遅く帰ってきていた夫が、新しい職場は、
ほぼ定時で帰ってくるようになりました。

そのおかげで、私一人でがむしゃらに頑張っていた家事育児も、少しづつ夫が
手伝ってくれるようになり(この頃はまだ手伝ってもらっているという感覚)
なんとかフルタイム勤務で7時に帰宅し、7時半には夕食を子ども達と義父と一緒に
食べれるようにメニューも工夫しながら、どうにかこうにか両立を続けることができていました。

IMG_0448 のコピー

私のフルタイム勤務も1年が過ぎ、仕事にもだいぶ慣れてきて、
パソコンも人並み程度は使えるようになりました。
顧客販売の営業の方にも少しは頼りにされる存在になってきたのかなと
仕事のやりがいも感じられるようになっていました。
もしかしたら、、もしかしたら、派遣社員であっても、なくてはならない存在になれば
契約社員になれるかもしれないと密かな希望を抱きつつ自分なりに頑張っているつもりでした。

ただ、気になっていたことは、その部署には派遣社員が私だけだったことと
定時に帰っているのも私一人だったことでした。
「毎日、忙しくしている周りの方々に恐縮しながら「お先に失礼します」と行って
西鉄福岡駅18時半の電車に飛び乗るために、一目散に帰っていたのです。
そして派遣社員として働き出して1年半程が過ぎた頃です。
全く予期せぬ出来事が再び起こったのです。
それは、辛い辛い派遣切りでした。

★Tomo’s photo ★
週末、早朝に散歩してきました。
風、虫の声、もうすっかり秋です。
 
IMG_0462

これから秋が深まるにつれ、だんだんと黄金いろに染まっていきます。

IMG_0490

川面に映るうろこ雲〜。

IMG_0502

珍しいピンクの彼岸花。

前回までのコラムはこちらから↓
専業主婦からのRestart  小さな一歩が未来をつくる