鹿児島ディープスポット~南九州市編~

知るほどに面白い、
知覧武家屋敷群あれこれ

知覧麓、加世田麓、出水麓…と、鹿児島では「麓」とつく場所があります。これは薩摩藩独特の統治制度で、領内を「外城」と呼ばれる102の地区に分け、地頭や領主の屋敷「御仮屋」を中心につくった武家集落のこと。つまり、当時は102もの武家集落があったわけです。鹿児島だけに武士団を集結させるのではなく、藩内各地に分散させて、しっかりすみまで統治できるようにしたんですね。 

その中でも知覧は、全国的にも知られる有名な武家屋敷群。行ったことがある方は多いのでは?私も何度か来たことはありますが、今回ガイドさんの案内のもと歩いてみると、興味深いお話ざくざくで、改めておもしろかったです。

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知覧の武家屋敷は、一般公開されているように、個性溢れる武家屋敷内の庭園が知られています。遠くに見える母ヶ岳という山の姿を借景に取り入れ、石組みや、形を作りやすいイヌマキなどでそれぞれに表現されているのですが、屋敷内にここまでの庭園があるのは贅沢な気もします。

こちらが本家のつくり

こちらが本家のつくり

こちらが分家。何が違うか分かります?

こちらが分家。何が違うか分かります?

 

ただそれだけでなく、屋敷の入り口には屋敷内が見えないよう屏風岩があったり、屋敷前を通る街道に不審者がいないかチェックできる意味も込めて門内すぐのところに厠(トイレ)があったりと、「防衛」を意識した武家屋敷の型みたいなものがあることに驚きました。他にも、外観から分かる本家と分家の見分け方、などなど。やはり、地元のガイドさんだからこそ知っている情報を聴いて観賞すると、まったくおもしろさが違いますね。

事前予約だそうなので、訪れる際は利用してみてはいかがでしょうか。
知覧武家屋敷群の詳細やガイドの予約はコチラから

それと、絶品ランチがいただけるお店もありましたよ。
武家屋敷群の中に佇む、フランス料理のお店『ラ・ショミエル』。ファイル_008 (1)ファイル_009 (1)

古民家のよさが生かされた空間で、一品一品ていねいに作られた料理を堪能できます。お肉とお魚のコースを選べるというので、私はお肉のコースをチョイス。この日は鹿児島県産豚肩ロースのソテーでした。柔らかくあっさりしていて、添えられていた野菜やマッシュのソース、前半に出てきたさつまいものポタージュまで、どれも素材の甘みや旨みが感じられて美味しかったです。

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知覧に行ったなら、ぜひこちらでランチを。

ラ・ショミエル
TEL/0993-83-2626
住/南九州市知覧町郡6293-1
営/ランチ11:30~18:30(ディナーは予約制18:30~)
休/水曜、第3火曜

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