佐伯 岳大さん/福岡の街で過ごす、圧倒的に幸せで暖かいクリスマス

福岡の街で過ごす、圧倒的に幸せで暖かいクリスマス

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佐伯 岳大さんへ3つの質問

Q.この仕事に向いている人は?

A.街を盛り上げるのに前向きな人。人のために働きたい人。社会貢献を目的とする事業を行う起業家を目指す人。

Q.生活の中で大事にしていることは?

A.コンディション。お酒が好きで家でも飲むけど、早寝を心掛けています。朝ごはんもきちんと食べます。

Q.あなたのバイブルは?

A.格好つけて言うわけではありませんが、みんなの笑顔です。一番の支えだし、頑張るエネルギーになります。

 2010年、佐伯さんは「クリスマスマーケット」を見に行くという知人に誘われるままドイツを旅した。そこで待っていたのは、圧倒的に幸せで暖かなクリスマスだった。
「クリスマスマーケット」とは、12月25日までの4週間、クリスマス用のご馳走や小物を売る屋台が日本の縁日のように何百軒も軒を連ねるヨーロッパの伝統行事。

「買い物をしながら、ホットワインを飲みながら、息が真っ白になる寒い屋外で、みんな肩寄せあって本当に暖かそうにしていたんです。日本ではイルミネーションが中心ですが、人が真ん中にいて輝いている、そんなクリスマスを福岡でやりたいと思いました」。

佐伯さんの会社はイベント会社ではないが、あの感動のクリスマスを福岡で再現したいという一心で、企画書を作り、テレビ局や新聞社を回った。

しかし、「お金は誰が集めるの? 夜に人が集まるの? と全然相手にされませんでした。それで、資金調達から運営まで一人でやってやろうって決意したんです」。
模索を続けていた翌年の冬、自らを奮い立たせるために再びドイツのクリスマスマーケットを見に行った。

そんな佐伯さんにまるでクリスマスプレゼントのような出来事が起こる。
彼のあきらめない姿勢を見て、知人が「これで戦って来い!」と1000万円を投資してくれたのだ。イベント準備の前金にこのお金を充てた。

JR博多駅前広場を利用するのも一朝一夕にはいかなかったが、あらゆる人脈を辿って許可を得、ついに2013年、「クリスマスマーケット」が実現する。
3年目には博多駅前広場に加え、西鉄の要請で天神エリアの2拠点に会場を設けた。

「多くの方が協力してくれて、感動のあまり涙。仕事で感極まって泣いたのは人生初めて」と笑う。
昨年は、博多駅前広場では42日間で延べ450万人を動員。

「でも、まだまだ。博多、天神だけではなく、拠点を増やし、ヨーロッパの街並みに負けない、歩いて楽しい福岡のクリスマスにしたい」と夢は尽きない。

img1712_shundan2毎年発売される博多と天神でデザインが違うマグカップ。博多は大人っぽく、天神はガーリーなデザインでホットワイン付き各1,000円。中村信喬氏作の「福の天使」(2017円 限定300個)もかわいい!

 

『株式会社 サエキジャパン』代表取締役
佐伯 岳大さん

1981年福岡市生まれ。大学在学中にアルバイト感覚でリサイクル業を起業。2007年『株式会社 サエキジャパン』設立。26歳のとき、知人に誘われヨーロッパの伝統的なクリスマスイベントである「クリスマスマーケット」を見て大感激。福岡で「クリスマスマーケット」を実現するべく奔走し、2013年に第1回目を開催。大成功を収めた。今年はJR博多駅前広場11月14日〜、福岡市役所ふれあい広場11月30日〜開催。

written by 編集部