職場での女性差別は減った?~フクオカ働く女性白書vol.6「女性管理職」②

アヴァンティ働く女性研究所が実施した、女性管理職についての意識調査。誌面で紹介した通り、10年前の結果よりも管理職志向が減っていることが分かりました。ほかの項目についても詳しく見てみます。

「女性差別」経験者が10年前から半減!

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まずは、職場で「女性だから」と差別されたと感じたことはありますか、との問いについて。10年前は「ある」43%、「あったかもしれないが差別だとは意識しなかった」41%、「ない」16%と、差別されたことのない人は6人に1人しかいませんでした。「女性差別」を受けた覚えがある人が圧倒的だったわけです。
それが今回は、「ある」36%、「あったかもしれないが差別だとは意識しなかった」29%、「ない」35%と、差別された経験のない人が2倍以上の3分の1に増えました。女性差別の経験のある人も3人に1人強に減っており、ずいぶんと世の中は変わったと感じます。働く女性が増えたうえ、セクハラ防止法によって性差別がいけないという意識が世に浸透したことも背景にありそうです。

逆説的ですが、差別を感じることが少なくなったから、管理職を目指すハングリーさも失われた、という面もあるかもしれません。

仕事への満足度も高くなっている

また、女性ゆえの差別がない環境のおかげか、今の仕事への満足度も高くなっています。「今の職場での仕事に満足しているか」への回答は、10年前は「満足」37%、「半々」12%、「不満足」32%でしたが、今回は「満足」42%、「半々」36%、「不満足」22%でした。満足の人が増え、不満足の人が減り、半々の人も増えています。全体的に、満足度が上がっているわけです。

出産後のイメージが明確に

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また、「出産後も仕事を続けたいと思うか(出産可能年齢を過ぎている人は、続けたいと思っていたか)」の問いへの回答は、10年前は「続けたい」70%、「続けたくない」6%、「わからない」24%でした。今回は「続けたい」75%、「続けたくない」13%、「わからない」13%で、出産後も働く意欲のある女性の比率は相変わらず高い一方、「続けたくない」人が倍増しています。どうするか決められない・決めていない人がその分減っており、仕事と育児の両立についての情報が生き渡ってきただけでなく、身近で出産・復職経験者を見てイメージができたため、自分の身の振り方を具体的に決められる人が増えたのかもしれません。

(文・元沢賀南子執筆)

アヴァンティ働く女性研究所の登録者で独身の女性約2000人にSNS等で呼びかけ、回答を得た。回答期間は10月23日〜11月2日。有効回答数55。回答者は28〜58歳、平均年齢は42歳。


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