<死の恐怖>

スキルスは決して甘くない

はっきり言葉にして命の時間のことは言われなかったけど
結構 言外に感じていた
そういうことは何となく感じる 患者本人だから・・・

助からないのかなぁ~ と思ったりもした
でも その思いはあまり現実味がなくて
怖いし 辛いし 「死ぬかも」とは思ったけど
死んでしまうなんて事は 考えなかった
常に「死」は現実の外に・・・

でも 死の恐怖が全く無かったわけじゃない
ほんの一瞬 死神が近づいてきたような時があった
お風呂で髪を洗っている時だった
急に「死んだら どうなるんだろう・・・」って思いが頭をよぎった
なんの前触れもなく 本当に急に―――

背中が ぞくっ とした
今まで感じた事がない あんな恐ろしい感覚
自分の肉体や意識が無くなってしまうという事
表現できない恐怖に 襲われて 覆われた
瞬間 意識と体が固まってしまったような・・・

頭を左右に振りながら そんな思いは すぐに振り払った
「考えてもわからないことを 怖がってもしょうがない!!」
と 自分に言い聞かせ 得体の知れないものを 跳ね除けた

いつも 悩んでも結論が出ない事は 悩まないようにしている そう仕向けている

「今 生きている自分」だけが その時 はっきり向き合えた現実だったから
それだけを見つめて 怖さを振り切った!

この闘いに負けるわけにはいかない
☆いっこ☆

written by 編集部