<抗がん剤シスプラチンの副作用② 恐怖の3日間>

朝から身体がどろ~ってして だるくて仕方がない
その上 吐き気がたまらない
なんと表現したらいいのか ぐにゅぐにゅと焼けつく
まるで焼けた火鉢にさした棒で かき回されているよう

これが 看護師さんが言っていた 強い副作用の始まりなのか?

朝 検温と血圧を計るため看護師さんがきて
「おはよう!どう?」って聞かれた
史上最悪な顔で 「しんどい・・・」 と一言

既に昨夜 私は強烈パンチの嘔吐に見舞われているうえ
今は 治まることのない吐き気と倦怠感
ベッドに吸い込まれていくようなだるさ だるいの最上級 を味わされている

いったい これ以上どんなことが起こるのか 不安だけど考えるのもきつい

吐き気止め デカドロン ナゼア プリンぺランの注射 といろいろ対応してくれた
でも プリンぺランの注射は最悪で
打ったあと ベッドの中でのたうち回った
胃が もっと暴れだした感じで 私には合わない薬だった

どれも すごく効いたものはないけど その中でナゼアがわりと良かった
でも 服用の量や期間が決められていて 何度も飲めなかったので
一番辛い時間を見計らって ナゼアを大事に飲むようにした

ベッドの中で 副作用にすっぽり覆われた私
為す術がない

水も飲めない 食事が運ばれてきたら その匂いで 死にそうなくらい吐き気が襲ってくる
だから すぐに片付けてもらった
何も口にできない

医師に 食事もとれないし水飲むのも必至で 大丈夫かな・・・?
って 気持も弱って情けな~く聞いたら
「点滴で 水分とカロリ-とれているから 食べれなくても大丈夫よ!!
でも水分は出来るだけ取るようにしてね」と言われた

私には TS-1を飲み始めてから食事がろくにとれなくなっていたので
毎日 水分と栄養剤の点滴が 朝夕続けられていた

確かに口からは摂取できないけど 体には点滴で栄養が入っているから
何とかなるか・・・
なんか少し心が納得して落ち着いた気分になった
そして 食事の事で悩むのはやめにして
少しでも 心の負担を少なくすることにした

そんな状態でも 決められた薬だけは 飲んだ もちろんTS-1も
薬を飲む事が その時唯一 私が がんを攻撃できた術 だったから
負けたくなかった

こんなに苦しいのも 抗がん剤が「がん」をやっつけているからだ と思って
薬が 硬く胃を覆っているスキルス胃がんを叩きのめしていくイメージを強く持って
自分を励ました

・・・ こんなんが 3日も続くって?? いや 本当に3日でこの苦しみが和らぐの?
とても信じられないほどだった
☆いっこ☆

written by 編集部