<退院の日にしたかった事>

退院する時 絶対にしたかった事があった

ひとつは
――― 『お化粧』 ―――

手術が絶望的で ベッドの上でぼんやりしていた時
同じ病室だった 大腸がんの患者さんが
綺麗にお化粧して 笑顔で退院して行った
その 嬉しくて こぼれる笑顔が 印象的だった

その時 私も退院する時は バッチリお化粧して帰るんだ! って決めていた

そして もうひとつは
――― 『お世話になった 先生や看護師さんへきちんとお礼を言う事』 ―――

厳しい状態でスタートしたこの入院
まだ先はわからない ・・・ けど
とにかく1回目の退院にこぎつけられた

約2週間後には再入院するとはいえ
一緒に私のがんと闘ってくれて
絶望の中から希望を与えてくれた 先生や看護師さんに
きちんとお礼が言いたかった

でも 毎朝顔を出してくれる先生方は
忙しくてゆっくりお礼なんて言う暇もないし
看護師さんもとても忙しいから
うまく気持ちが伝えられるか・・・少し不安で・・・

考えた末 お手紙を書くことにした
3人の先生と看護師さんへ

前日 夜遅くまでかかって 書いた
しばらく文章なんて書いていなかったので
字も下手だし 文章も全然なってなかった
でも その思いがあふれて 心の言葉を字にできたと思う

とても 書ききれなかったけど
『本当にありがとうございました』 と 『これからも宜しくお願いします』
の思いを 素直に書いた

退院の日の朝
綺麗にお化粧して パジャマから洋服に着替えていた私を見て
みんなチョット驚いていた
「おッ! お化粧して着替えてる」 って

何せ私は かなり力が入っていて
朝6時半ごろから準備しはじめて
家に帰るだけなのに マスカラとか念入りにしたりして^_^;
先生と看護師さんを待ち構えていた

お陰で
その日にしたかったこと
二つとも 大成功!

20090112-1231769996

そして 笑顔(^^)vで退院することができた

抗がん剤治療ワンクール
私のスキルス胃がんとの第一ラウンドは
ひとまず終了
☆いっこ☆

written by 編集部