映画「追想」イアン・マキューアン原作8/10(金)ロードショー

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【コメント スタッフちゅん】
「追想」はイギリスで人気を得たイアン・マキューアンの小説「初夜」を映画化したものです。イントロで映される風景と音楽が印象的で不思議な世界に入り込んで行くような感じなんですが、後にこの風景がメインの舞台とわかって納得しました。場所はイングランド南西部のドーセット州にあるチェジル・ビーチ。チェジル・ビーチは細長い小石の浜が長く続き、片側にはイギリス海峡を望み陸側はラグーンになっているとても独特な地形をしているところなんです。原作の題名になっているくらい重要な場所でした。原作は「オン・チェジル・ビーチ」。時代背景を感じさせる楽曲やデジタルでなく今では貴重なフィルムで撮影したというのも注目です。

サブ⑤© British Broadcasting Corporation/ Number 9 Films (Chesil) Limited 2017

主人公は結婚式を終えたばかりのフローレンスとエドワード。偶然の出会いをきっかけに恋に落ちてそれぞれが抱える問題を乗り越えて結婚する二人なんですが初夜に思わぬことが起こります。若い二人だったらこんなことってあるよねって思って観ていても、二人の溝はどんどん大きくなっていくんです。結婚してからたった6時間の間に起こった男女のすれ違いを、二人の過去を振り返りながらストーリーは展開していきます。後半の流れがちょっといきなりって感じもあったけれど、美しい風景とバイオリンの調べ、言葉の使い方やテンポも心地よくてゆっくりと堪能することができますよ。

サブ②カルテットの一員となり、大きな舞台でコンサートを開くとこを夢見ていたバイオリニストのフローレンス。

サブ③歴史学者になること目指しながら自由に暮らしているエドワード。

サブ⑥二人の結婚生活が始まるはずの新婚旅行が…。

サブ④

サブ⑦

サブ①

【ストーリー】
1962
年、夏。世界を席巻した英国ポップカルチャー「スウィンギング・ロンドン」が本格的に始まる前のロンドンは、依然として保守的な 空気が社会を包んでいた。そんななか、若きバイオリニストのフローレンスは歴史学者を目指すエドワードと恋に落ち、人生をともに歩むことを決意する。結婚式を無事に終えた2 人が新婚旅行として向かったのは、美しい自然に囲まれたドーセット州のチェジル・ビーチ。しかし、ホテルで2 人きりになると、初夜を迎える緊張と興奮から、雰囲気は気まずくなるばかり。ついに口論となり、フローレンス はホテルを飛び出してしまうのだった。家庭環境や生い立ちがまるで違う2人であっても深く愛し合っていたが、愛しているからこそ生じてしまった“ボタンの掛け違い”。それは、今後の2人の人生を大きく左右する分かれ道となってしまう。フローレンスとエドワードにと って、生涯忘れることのできない初夜。その一部始終が明かされる……。

原作・脚本 イアン・マキューアンのコメント
イギリス1960年代前半は1930年代と比べて社会的な交流に大きな違いはなかった。少しあとにロックが誕生するという点以外は。当時多くの中産階級の人がセックスをするにはまず結婚するしかなくそのあとにやっと初夜を迎えることができた。要するに性革命直前の時代だったー。

映画 「追想」    配給:東北新社/STAR CHANNEL MOVIES
/10(金)KBCシネマほか順次ロードショー
http://tsuisou.jp

 

 

 

 

 

written by 編集部