香港でも進むキャッシュレス化やアプリが変える生活【後編】

前回は、様々なアプリについて書きましたが、今回は別のアプリのお話をします。

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今回のテーマは「シェアバイクアプリ」です。

皆さんは、「シェアバイク」という言葉から何を発想されますか?

シェアバイクとは、その名前の通り「みんなで共有して使う自転車」のことです。

今、香港やその隣街の深センで移動手段として急速に認知が広がっているとても便利な仕組みです。しばらく前に、日本でも報道されていましたが、その時はおそらく失敗例として取り上げられていました。捨てられた自転車の山の写真とともに、事業として上手くいかなかった話だったと思います。

では、「シェアバイク」とはどのような仕組みなのでしょうか?どのような特徴があるのでしょうか?

 

「シェアバイク」の最大の特徴であり、人気の秘密は、「いつでもどこでも乗り捨てることができる」点です。

 

先ず、ダウンロードしておいたアプリを起動します。現在地に近い自転車がある地点の地図が表示され、GPS機能の付いた自転車の空きが何台あるかがわかります。こうして地図上で今使われていない自転車とその場所を簡単に探しだすことができるのです。

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選んだ自転車の置いてある場所まで行き、自転車についているQRコードを読み取ると自転車の鍵が自動ではずれ、シェア(レンタル)開始です。

そこから自分の目的地まで行き、自転車に鍵をかけて返却するまでがレンタル時間となります。使った時間で利用料金が計算され、支払い方法は事前に登録したクレジットカードに課金されます。都度入金したりその場でお金の出し入れをしたりしなくて済むのも便利です。

 

とても、気になったので、街角でシェアバイクを使ってみました。

香港にはサイクリングロードがいくつかあり、とても整備されています。シェアバイクで、そのうちの一つに行きました。アプリを起動したところ、実にたくさんの自転車が表示されました。残念ながら、既に壊れている自転車もいくつかありましたが、そのような自転車はアプリで報告すれば管理者が修理に出してくれます。使用する自転車を選んで、QRコードを読み取るとロックが外れ問題なく使用できました。

 

その後、1時間ほどサイクリングをして、香港の自転車散策を楽しみ、次の目的地に近い豆腐花(香港のローカルデザートです)のお店先に自転車を置き、鍵をかけてレンタル終了です。元にあった場所に自転車を返しに行く必要もなく、自分の目的地で降りることができるのでとても便利でした。ちなみに、1時間のレンタルで140円程度でした。手頃で少し変わった香港探検にはオススメです。

 

香港は土地が狭く、運動するスペースが限られています。運動不足解消のために、ハイキングコースがたくさんあったり、マンションの中にジムとプールが併設されていたりと工夫されています。そんな中、このようなサービスができたことによって、自転車を保有しなくてもサイクリングを楽しめ、楽しく運動できる。シェアバイクは合理的で良いなと思いました。日本でも、東京都心では、似たような取り組みが始まっていると聞きますが、香港ほど便利で普及しているでしょうか?

 

これも、またアプリが生活を変えてくれた一つの事例だと思います。

今後のIoT化、AI化は生活を便利にしていくでしょうね。こうした新しい取り組みから目が離せません。日本以外の新しい取り組みを体験して歩いてみるのも、面白いかもしれません。