アジアの特色【中編】

前回はアジアがどのような地域かをお話しましたが、今回はそのアジアがどのくらい期待値が高いのかをお話していきたいと思います。

 

私は、ここ数年の間に、アジアの様々な国へ行きました。香港は住んでいるところですので、もちろんですが、台湾、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、カンボジア、マレーシア、中国、ミャンマー、ラオス、インドネシア・・・そこで見たことは、どの国も建設ラッシュであり、若い人たちが多く、活気に溢れているということでした。

 

アジアは、世界中で、様々な点から注目されているのでご紹介したいと思います。

 

【世界中が注目する投資対象】

あるアメリカの情報誌が「2018年に投資するのに最も適している国はどこだと感じているか?」というアンケートを世界約80カ国の見識者6000人超に実施したそうです。

(※BUSINESS INSIDER  https://www.businessinsider.com/us-news-best-countries-to-invest-in-now-2018-3

 

その結果、ベスト20が発表され、そのうちトップ10の中にアジアの国が6カ国入るという結果になりました。

(1位フィリピン、2位インドネシア、4位マレーシア、5位シンガポール、8位タイ、9位インド)

 

 

人口

GDP成長率

1位

フィリピン

1億330万人

6.9%

2位

インドネシア

2億6110万人

5.0%

4位

マレーシア

3120万人

4.2%

5位

シンガポール

560万人

2.0%

8位

タイ

6890万人

3.2%

9位

インド

13億人

7.1%

 

どの国も共通していることは、高い成長率と多くの人口ということがわかると思います。個人的には、人口9300万人で成長率も6.8%を超えるベトナムも注目しています。

(※ベトナム一般概況 – ジェトロhttps://www.jetro.go.jp/ext_images/world/asia/vn/data/vn_overview201803.pdf#search=%27%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0+%E6%88%90%E9%95%B7%E7%8E%87+%E4%BA%BA%E5%8F%A3+2018%27)

 

【先進国が狙う鉄道計画】

日本を含む先進国は、自国で作り上げた鉄道輸送システムを他国に輸出して利益を得る産業にしようとしのぎを削っています。人口が拡大し、都市化が進むアジアの新興国は、鉄道輸送計画が多く、利益の機会が転がっているというわけです。

 

以下の図を見てください。

国土交通省鉄道計画

これは国土交通省が挙げている今後3~4年間に注視すべき鉄道関係のプロジェクトです。

(※経済産業省 「海外展開戦略(鉄道)」より

http://www.meti.go.jp/press/2017/10/20171031006/20171031006-4.pdf#search=%27%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2+%E9%89%84%E9%81%93%E4%BA%8B%E6%A5%AD%27

 

赤文字部分がアジア地域に該当します。計画数が圧倒的に多いことが分かると思います。例えば、日本国内で新幹線鉄道をひとつ作ろうとすると約3500億円ものお金が動きます。

(※鉄道・運輸機関http://www.jrtt.go.jp/02business/construction/const-sikin.html

 

それが世界規模で上図のようにあるわけですから、とてつもない金額が投資されることになりますね。

 

今回は投資と鉄道という点にフォーカスをあててみましたが、他のどの項目をとっても、アジアは注目の的なのです。

既に成熟した先進国から見て、アジアは投資や商売のチャンスがたくさんあり、軽視できない場所となっています。

 

ぜひ、みなさんもアジアのどの地域でもいいので、関心を持っていただき、是非行ってみてください。アジアのダイナミズムを自分の目で確かめてみて下さいね。

 


このコラムを書いた人は・・・

hasegawaCIO長谷川 建一
Nippon Wealth Limited, a Restricted Licence Bank (NWB/ニッポン・ウエルス・リミテッド), CIO
NWBは、香港金融管理局より、銀行ライセンス(a Restricted Licence Bank)を認可された金融機関です

京都大学卒、MBA(神戸大学)。 シティバンクグループ日本及びニューヨーク本店にて資金証券部門の要職を歴任後、シティバンク日本のリテール部門やプライベートバンク部門で活躍。 2004年末、東京三菱銀行(現三菱東京UFJ銀行)に移籍し、リテール部門マーケティング責任者、2009年からは国際部門でアジア・リテール戦略を担い、2010年は香港にてBTMUウエルスマネージメント事業の立ち上げに従事。 2013年にはNWBを創業し、COOに就き、20173月よりCIOを務める。