<副作用の余波>

今回の副作用も想像以上で
2クール目は 少しは慣れるかと思っていたけど
完全に裏切られた

退院と同時に休薬期間に入りはしたものの
家に戻っても 2~3日は 身体がドロ~としていた
抗がん剤の影響が抜けるのに
少し時間がかかるみたいだ・・・

ようやく退院4日目に
少し散歩でもしようかなと思い
お化粧をして 自分に気合を入れてみた

家の前には池があって 沢山の越冬の鴨達が訪れている
仕事をしていた頃は 忙しくて
そんな風景 気に留める余裕もなかったのに・・・

その池の傍を歩こうと思った
何だか・・・・・
病気すると 今まで変わらずにそこにあった風景までもが 沁みてくる感じ・・・

せっかく 外の空気を吸って ぼちぼち歩いてみようと思ったのに
どうしても力が出なくて そのうち時間も経って
外に出るのをあきらめてしまった
弱った身体には 弱気な心が支配しているんだなぁ ―――

5日目 今日こそはちょこっと歩こうと 朝 決心したのに
今度はひどい動悸が突然おそってきて
朝の9時ぐらいから夜9時ぐらいまで 12時間ちかく動けなかった
ハァハァ苦しくて 座る事も苦しくて ずーと横になって治まるのを待った
ほんと・・・参りました

その頃から 何故かひどい動悸がちょくちょく起こるようになった
まるで身体が 悲鳴をあげているみたいだ・・・

動悸が治まってほっとした翌日
外来で血液検査があった
退院してまだ1週間しか経っていなかったけど
抗がん剤で ガツンとやられたわりには 検査の結果は良好
結果のひとつひとつに やっぱり一喜一憂する自分がいる

良い結果で心は元気
病院を後にして お薬をもらいに薬局へ向かっていた その時
薬局前の信号が点滅したので
何気なく走ろうとしたら
ガクガクガクって? 前のめりに 頭の指示通りに足が動かず
スローモーションのように 転ぶような感じで座り込んだ
なにッ?! どうして???
またひとつショックな現象が現れた

家に戻ってすぐにソファに腰掛け
右足のかかとを 左足のひざの上にのせてみたら
ふくらはぎは ぶら~んというか ペロ~ンというか
筋肉らしきものの感触がなく 無抵抗な姿
両手で ふくらはぎをムギュっとしてみたら
何の反発もなく 張りがないお肉とうか皮というか・・・
ぺランぺランしていた
太ももも、ふくらはぎも ほっそ~っくなっていた

抗がん剤治療がまだ4クールも残っているのに
基礎体力がなければ続かない
真剣に散歩ぐらいしていかないと
このまま ヨレヨレに なりそうな気がした
☆いっこ☆

written by 編集部