<スキルス胃がんステージⅣと共存して 丸3年たった!>

3年生きるという事は
当時の私には夢のまた夢で 大き過ぎる目標だった
3年前の11月 私の命の期限は 医学的な常識では 2~3カ月だった

直前まで バリバリ仕事していたのに ・・・ 本当に 人生何が起こるかわからない
晴天の霹靂だ

そして手術のために開腹・・・
しかし私のスキルス胃がんは ステージⅣ
既に腹膜播種で 肝臓と大腸にも浸潤していた
だから 何も手を付けずにお腹を閉じた

後日談だけど 手術に立ちあわれた医師が
私のお腹の中をみて 「半年は生きられないだろう・・・」と思った と言ってた

その後 とても辛かった抗がん剤治療
私は絶対治る!復活する!と信じて 頑張った
結果 抗がん剤は劇的な効めを発揮してくれて 胃に膨らみを蘇らせ
医師をおどろかずほどになった

それでも医師は 「私の様な状態で 3年生きている人を見た事がない」と言われた
そこから 3年生きる事が目標のようになっていった

そんな状態だからというわけだったのか・・・?
「したい事をし 食べたい物を食べ 好きなように生きなさい」 ってよく言われた

私はこの主治医が大好きで とても信頼していたので
素直に
この3年 したい事をし 食べたい物を食べ 本当に好きなように生きてきた
ただでさえ治療にストレスを感じるので
それ以外にストレスを感じるような事は できるだけ生活から排除していった

しかし どんな時も 『生』について・・・頭から離れる事はなかった
そして 逆を言えば それは『死』についても同じだったのかもしれない

それから あっと言う間の3年
月単位の将来だって リアルではなかったあの日から
いつの間にか 生きているこの状態が当たり前になり 現実のものとなっている

この結果は 到底私一人では叶わなかった
その日々を支えてくれた 医師や家族や友人達やーーー
全の人々のお陰で 生き抜く事が出来たのだ

この感謝の思いをどう表せばいいのか ・・・
・・・ これからも生き抜く事で それに応えたい
本当に 全ての方々に 心から感謝しています

この3年の月日は とても辛いことも多かった
でも 何故かそれ以上に 今は楽しく充実した日々ばかりを思い出す

先日 親友と3人でランチした時
「いっこは 本当にがんと共存してるって実感するね・・・」って呟いていた

確かに 私の体から 私を苦しめる「スキルス胃がん」は排除できないが
共存してきたこの3年は
とてもかけがえのないものを 私に与えてくれて
結果として 良い形での共存を図る事ができた

現在 私の体の中のがんは
当初の状態に 新たに膀胱にまで浸潤を来してきた

先日の検査の結果は
がんは小さくはなっていないけど 大きくもなってないとのことで
じーっとしているらしい
抗がん剤が効いているという事だ

まだまだ がんとの闘いの試練は続くけど
とにかくこの3年は
新しい価値観を持ち 新しい人生を歩けた

これからも 価値ある人生を生き抜くために
前を向いて 負けずにチャレンジし続けたい
3年の山を越えて 次の目標に向けて 新たに決意する
☆いっこ☆

written by 編集部