Q.大人になって突然アトピーになり、なかなか良くなりません。もう、治らないのでしょうか?

成人してから突然アトピーを発症することもあります。アトピーになるということは、肌が何らかのストレスを受け続けているのでしょう。だからこそ肌に対して、いつも以上に気を遣うことが大切です。薬による対症療法だけでは、かゆみや炎症を一時抑えるだけで根本的な改善にはなりません。どんなにいい薬を使っても、症状が良くなったり悪くなったりを繰り返すのであれば、本当の意味での治療にはなっていません。肌にストレスを与えている原因を知り、根本的な対策をうつことで肌を守る治療を行いましょう。“肌を守るのは自分”“これ以上悪くならないために予防をする” という意識で、毎日を過ごすことがとても大切です。例えば夏場は汗で、さらにかゆくなることも多いと思います。その汗をタオルなどでゴシゴシふきとらず、シャワーで流して肌への刺激を減らすようにしましょう。できるだけ肌を触らないよう気を遣い、保護剤を塗り、肌を外気にさらさないようにして刺激を減らしてください。その心がけが、肌を守るという意識を習慣づけ、肌を保護することにつながります。
長年アトピーに苦しむ人は「治るなんて考えたこともなかった」と、諦めている方も多いです。しかし肌にストレスを与える生活環境を改善し、自分自身で肌を守る習慣が身につけば、症状が出ない、もしくは人が見てもわからないほどに改善することも多いのです。
日常の中で突然アトピーになったのであれば、その日常の中に必ず原因があります。一つずつ原因を解明し、その人の状況に合わせた予防と治療を続けていくことで、アトピーを再発させず、スムーズに薬を止めていくことができるようになるでしょう。

取材協力/西新さくらクリニック 宇野 博之先生
Profile:長崎大学医学部卒業。医学博士。日本アレルギー学会認定専門医。慢性のアレルギーは全身の疾患と考え、生活習慣やストレスの管理を取り入れた治療を行っている。自らもアレルギーに悩まされ克服した経験が、熱心な治療の裏付けとなっている。

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いつものことと思っていませんか?カラダの不調Q&A [アヴァンティ福岡2010年7月号掲載]
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