アヴァンティでは「27歳」を人生のひとつのターニングポイントと捉えています。社会人になって数年、自分の人生はこれでいいのか、もっと他の道がないのかと模索の真っ最中。この頃、悩んだり、一生懸命何かをしたことが、その後の人生につながっていると仮定して、福岡で活躍する女性たちに「私が27歳の頃」をテーマにインタビューしています。 |
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柚木 マスミさん/「どうにかなるくさ」。前を向けば何だってできる。

柚木 マスミさん
ゆのき ますみさん/福岡県糸島市出身。農家の娘として3人の子どもを育てながら家業を継ぐ。自らの起業プランが2005年「福岡県農村女性チャレンジ支援事業」に採用され、2006年『惣菜畑がんこ』開業。店舗での惣菜の量り売りの他、JA糸島の農産物直売所「伊都菜彩」への弁当や加工品の出荷や、弁当宅配などを次男と共に行う。2010年には食を通じた地域貢献の功績が認められ「第20回食アメニティコンテスト」農林水産大臣賞を受賞。
「どうにかなるくさ」。前を向けば何だってできる。
糸島市に「がんこさん」と親しみを込めて呼ばれている女性がいる。「今朝は採れたてのカブが届いたとよ!」と見事に育ったカブを抱えて現れたその人こそ、がんこさんこと『惣菜畑がんこ』店長の柚木マスミさん。農家出身の女性起業家として注目を集めるが、いわゆる “農家の女性” というイメージをくつがえす、パワフルな活躍を続けている。
三隅 佳子さん/今を精一杯生き続ければ、必ず道は拓ける。

三隅 佳子さん
みすみ よしこさん/1934年北九州市出身。出産後に教員を辞め、母の会活動をきっかけに女性問題に関わる。1982年、北九州市で民間女性初の管理職となり、民生局婦人対策室長、市民局女性行政推進部長などを歴任。北九州市立男女共同参画センター「ムーブ」初代所長、「財団法人アジア女性交流・研究フォーラム」理事長、会長を経て、現在は「unwomen日本国内委員会」「北九州ESD協議会」など様々な団体で要職を担っている。
今を精一杯生き続ければ、必ず道は拓ける。
男女共同参画や環境問題に取り組む団体で会長や理事長を務め、精力的に活動を続けるc。47歳で北九州市の管理職に抜擢され、常に先駆者として女性の道を切り拓いてきた。
「私はいつも目の前に来たこと、これが大事! と思ったことを精一杯やってきただけ。役割はいろいろ変わったけれど、想いは全部繋がっているんですよ」と朗らかに語る。
川邊 勝代さん/「突撃!」 で進めば、 道は必ず拓かれる。

川邊 勝代さん
かわべ かつよさん/1940年、兵庫県神戸市出身。商家の一人娘として育ち、短大英文科卒業。25歳のときに川邊義隆氏と結婚し、九州へ。1977年の『八ちゃん堂』創業時から夫の事業展開を公私共に長年支え続けてきた。現在は『株式会社八ちゃん堂』常務取締役・業務部長として、従業員の教育や職場環境の改善などにも力を入れている。
「突撃!」 で進めば、 道は必ず拓かれる。
「私、いつも行き当たりばったりなんですよ」。穏やかで上品な風貌に似合わぬ言葉を、さらりと口にした川邊勝代さん。たこ焼きといえばおなじみの『株式会社八ちゃん堂』の創業者を支える妻。その落ち着いた様子からは想像しがたい、たくましい半生を送ってきた女性だった。
樗木 晶子さん/命を守る医療人の、ワーク・ライフ・バランス実現を目指して。

樗木 晶子さん
ちしゃき あきこさん/太宰府市出身。九州大学医学部卒業後、同大学病院循環器内科などを経て、現在は九州大学大学院医学研究院保健学部門教授。九州大学病院きらめきプロジェクトキャリア支援センター・副センター長として、女性が出産・育児によってキャリアを中断せず、働き続けられるようキャリア支援を行っている。自身も3人の子どもを育てながら、医師として医療の現場で働き続けてきた一人。
命を守る医療人の、ワーク・ライフ・バランス実現を目指して。
気さくで親しみやすい人柄の樗木さんには、老若男女問わず患者のファンが多い。昼食も食べられないほど忙しい時は、弁当を差し入れてくれる人も。
大田彩子さん/女性であることを最大限に活かすことで、道は開く。

大田彩子さん
おおた あやこさん/1975年生まれ。早稲田大学法学部卒業。リクルート「ホットペッパー」の企画営業としてMVP社内表彰で3度受賞。2006年に『株式会社ベレフェクト』を設立、女性営業の育成プロフェッショナルとして35,000人以上の女性を支援してきた。NHK『グラン・ジュテ』出演や日経ウーマン、週刊ダイヤモンドなどメディア出演多数。
女性であることを最大限に活かすことで、道は開く。
取材場所に現れた太田彩子さんは、柔らかな笑顔が印象的。バリバリ仕事ができる女性ならさぞかし手強いのでは…? そんな威圧的な印象を一瞬で払拭してくれた。
倉富史枝さん/力強く、前向きに。 「反省なき人生」をまっすぐに進む。

倉富史枝さん
くらとみ ふみえさん/北九州出身。九州大学を卒業後、出版社や法律事務所に勤め出産を機に退職。再就職を見据えて久留米大学大学院で心理学と社会学を学ぶ。1999年に福岡県男女共同参画センター「あすばる」に調査研究院として勤務し、2002年NPO法人『福岡ジェンダー研究所』の設立に携わり理事で就任。同年、民間団体『こどもCAPふくおか』の代表に就任。
力強く、前向きに。
「反省なき人生」をまっすぐに進む。
「はじめは男女共同参画が何やらさっぱり分からなかったし、興味も関心もなかったんです」。
そうあっけらかんと話すのは、職場や家庭などにおける男女共同参画の実現に向けて活動を行っているNPO法人『福岡ジェンダー研究所』の理事を務める倉富史枝さん。
大曲 昭恵さん/自らの足で立つという信念が、 未来を切り開く。 心に問う言葉は 「今何が一番大切か」。

大曲 昭恵さん
おおまがり あきえさん/幼い頃は父親の仕事の関係で日本全国各地を転々と過ごす。18歳の頃、福岡の地へ。福岡大学法学部卒業後、福岡県庁の試験に合格。以降、5つの部署や出先機関を経験し、今年の春、福岡県福祉労働部の次長に抜擢。3人の子どもを育てながら働いてきた、ワーキングウーマン。
自らの足で立つという信念が、 未来を切り開く。
心に問う言葉は 「今何が一番大切か」。
福岡県庁の90ある課の課長職以上の女性の数は、片手で足りるほどだという。そんな男性社会で、昨年春より課長職に就き、今年福岡県福祉労働部の次長に就任した女性が、大曲昭恵さん。今回の主役だ。
厚地 佳代子さん/しなやかに、 ひたむきに挑み続ける。 彼女の持つ引力の行方。

厚地 佳代子さん
あつち かよこさん/宮崎県出身。カーテンメーカーで営業アシスタントとして20年勤め、2004年に大名にインテリアショップ『tissu+tissu』をオープンし、2010年Bivi福岡に移転。社団法人インテリア産業協会主催「住まいのインテリアコンテスト2010」にて、和風住宅を間取りを変えずカーテンや壁紙などの素材でリフォームを手がけた作品が、九州支部長賞を受賞。
しなやかに、 ひたむきに挑み続ける。彼女の持つ引力の行方。
「振り返るといろいろなタイミングがよかったんです」と厚地佳代子さんは優しい口調と柔らかい表情で話す。彼女の経営するインテリアショップには、国内外からセレクトしたカーテン生地や壁紙が並ぶ。「カーテンなら何でも良いのではなくて、本当に良いものに囲まれて暮らしていただきたいから」と話す言葉に、値段ではなく本当に納得できる価値のあるものに出会えた喜びを提供したいという信念が垣間見える。
神崎 依子さん/その行動は未来のために。マーケティングで福岡・九州の街を支えて。

神崎 依子(かんざき よりこ)さん
【Profile】 大学卒業後、大手金融機関を経て93年に福岡、九州地場でのマーケティングリサーチを行う『株式会社ジーコム』へ入社。現在取締役。最近では、福岡の街づくりに関する講演やセミナーで講師としても活躍している。
(写真)マーケティング調査には、数字から課題を読み解く分析力が必要。日本文学を専攻していた大学時代の経験が生きているという。
その行動は未来のために。マーケティングで福岡・九州の街を支えて。
髙木智代さん/食育を伝えることが、これからの私の使命。 「農業は、クリエイティブでおもしろい仕事です」。

髙木智代(たかきともよ)さん
Profile1968年生まれ。九州産業大学写真学科専攻。大学卒業後はアメリカに渡り、130年の歴史を誇るアート専門学校『アート・スチューデント・リーグ・オブ・ニューヨーク』にて、リトグラフ(石版画)を学ぶ。帰国後は、英会話講師として働き、30歳から農家の道へ。現在は西区姪浜にて母と姉の3人で作った野菜を地元の直売所に卸しながら、食育ソムリエ、ジュニア野菜ソムリエ、JA福岡市食農ティーチャーの資格を活かし、食育を広める講演活動を積極的に行っている。
(写真)「よく行くジムで、知らない人たちが『直売所のミックスリーフおいしい。それ目当てで買い物に行くの』と話していて。そのミックスリーフ、私が作ったものなんです! うれしかったですね〜」とうれしそうに笑う髙木さん。この畑から、人々を笑顔にする野菜たちが生まれている。
食育を伝えることが、これからの私の使命。「農業は、クリエイティブでおもしろい仕事です」。
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