
アヴァンティ特集記事
![]() バリバリ働くママたち「バリママ」に集まってもらい、仕事と子育ての間で生じる問題や疑問を話し 合ってもらいました。自分、社会、会社、パートナー、家族が「こうあろう、こうあって欲しい!」というバリママ法典も制定! ![]()
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バリママ・サミット2006
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家事は女性がするものとがんばって、バクハツした。
湯越 結婚して7年目にやっと息子ができたので、可愛くて可愛くて。会って抱きしめ、寝る時にいちゃいちゃ。「生まれてきてくれてありがとう」と生後4カ月から、ずっと言っています。息子が小さい時や病気の時は、私と夫の両親両方に面倒を見てもらい、本当に助けてもらいました。両親には感謝の気持ちで一杯ですよ。また、保育園にも恵まれました。私の場合、毎晩21時までの保育契約をさせて頂きましたので仕事を続ける上で本当に助かりました。教育も熱心で、食事も栄養を考えてくださり、本当に素晴しい保育園です。卒園した今も、学校が終わった後、保育園で面倒みてもらっています。保育園は息子にとって第2のお母さんです。
アヴァンティ 小学校に入ってからが大変なんですよね。保育園までは遅くまで見てくれるけど、小学生になると帰ってくるのが早い。通った保育園で「学童保育」してくれるなんていいですね。
藤岡 タイの政府機関に勤めて13年です。福岡事務所でタイの観光案内が仕事です。旅行したいお客さまの相談にのったり、パンフレットを作ったり。出張でタイに行くこともあります。結婚して子どもがいるのは社内で私だけ。妊娠したと報告すると、最初、タイ人の上司は困ってました。「日本の規則を自分で調べて」と言われて…。日本の制度に合わせて産前産後休暇は8週間。でも育児休業で1年も休めそうにない。2カ月では体が回復しないような気がして、産前1カ月産後3カ月休みたいと自己申告。当時は、「大変なのにみんなわかってくれない」というオーラを出しまくってました。迷惑をかけましたが、後に同僚や上司の理解や協力に気づきました。わかっていないのは私でした。でも、2人目は3カ月後の復帰を読みながら仕事をしたので楽でした。
平山 学生結婚で、子どもも学生時代に産みました。悩んだけど、5人子どもがいる先輩に「大丈夫」と勇気づけられて決心。冬休みに産まれて、休み明けにテストを受けるという修羅場をくぐりながら卒業。国家試験を受ける時子どもは2歳半でした。大学内に保育園があって、夜10時まで見てくれるんです。歯医者になると、夜8時まで子どもを預けて7時までの勤務。医院は大きい組織じゃないので、休みをとると収入はゼロになります。二人の給料で生活はやっとでした。当時、私は、男性は何にもやらないものだと思っていたので、家事も保育園の送り迎えも全部、自分がしました。勤務先に6時で帰りたいというと、給料を落とされる。男性と同じ技術があっても、子どもがいる女医は就職でハネられる。やり場の無い怒りがありました。
その後、夫と二人で開業したものの、思いがうまく合わずに離婚。家事も育児も女性が全部するものだと思ってがんばりすぎたんですね。「おかあさん、もういいよ」と長男が言ってくれて別れる踏ん切りがつき、がんばろうと思いました。歯科医の仕事さえできれば育てられると思って。別れたのは平成13年の初め。平成15年にひとりで開業。開業した時、子どもは小学6年と1年。中学受験の最中でした。精神的に疲れて料理ができない、献立が考えられないんです。ほか弁、惣菜に頼っていました。無意識に「ごめんね」と言いながらご飯を出すらしいんです。子どもの手紙に「ごめんねと言わなくてもいい。毎日弁当でいいよ」とあった。子どもがいなかったら開業してなかったと思います。
実は、先月入籍したんです。今の夫は、仕事にも理解があって家事を分担してくれます。今日も男3人でキャンプみたいに夕食作ってますよ。結婚して、私の負担が減りました。

在宅勤務を申し出て、会社のシステムを改革。
それでも、管理職になれた。
アクター テュフ ラインランドはドイツで130年以上の歴史をもつ「第三者試験認証機関」です。日本では25年以上前にサービスを開始。電気・電子製品を海外に輸出したり、日本で販売する際の安全検査のほか、企業の品質や環境の検査を行っています。夫の転勤で日本に来て10年くらい。今の会社に横浜で入社。福岡に転勤して1年半です。女性支店長はテュフ ラインランド ジャパン株式会社で初めて。入社6カ月で妊娠がわかり、びっくり。妊娠中に離婚したので、働かないといけません。産む2日前まで働いていました。会社に、8週間は仕事できないけど給料はもらう交渉して、2カ月後に復帰。仕事は自宅でもできると、在宅勤務を申し出ました。会議の時には私の家に来てもらう。これは会社として初めての試みでした。娘が1歳の時、前のマネージャーが退職。私が「やりたい」と言い、OKが出ました。
アヴァンティ 小さな子どもを抱えたシングルマザー、しかも在宅勤務をしている女性を管理職に抜擢する企業は、日本では、少ないですよね。
アクター 日本の保育園のシステムはイギリスより進んでいます。遅くまで見てくれるし、安い。月3万円くらいで食事までついています。イギリスでは4時までで、高い。ベビーシッターを頼まなければ仕事できない。その上、冬休み、夏休みが長い。シングルマザーは、日本のほうが育てやすいです。ただ、熱が出るとすぐ電話がかかってくる。連れて帰ると娘は元気。「熱があっても元気なら電話いらない。この子は日本人より、ちょっと平熱が高い」と保育園に言ったことも(笑)。
突然出張が入ったり、突発的に夜まで仕事が続いたりするので、ベビーシッターを見つけるのがちょっと大変だった。今、いい人を見つけました。娘は私が仕事するのには慣れています。お母さん仕事行きます。じゃあ私はここに泊まります、と全然泣かない。横浜への泊まりの出張は一緒に連れて行きます。横浜にも見てくれる人がいます。

アヴァンティ みなさん、仕事と家事育児のやりくりに大変な努力と工夫をされています。でも、そんなに苦労して、仕事を続ける理由は、何なのでしょう?
アクター 私、仕事大好き。人と一緒にコミュニケーションとりながら仕事するのが好き。
平山 自分の専業主婦の姿が想像できない。私はスタッフに子どもがいても雇います。でも「子どもが泣くので」と辞めていく。母親自身にもっと強くなってほしい。子どもが泣いても熱があっても、私は仕事が好き。子どものために仕事を辞めて後で「あなたのために辞めたの」とは言いたくない。元気に働いていることがこの子の力になれば、と思い込んでます。子どもとは接触時間の多さじゃない。接触の中身が大事だと思います。
湯越 家にいると自分がしぼむ気がする。人と話す、新しいことに挑戦する、改善する、育成する、若い人の為に役立ちたい、という気持ちが強いし、役立てたら幸せ。社内外の後輩が成長していく様を見るのは、自分の子供が成長していくことに喜びを感じるのと似ている。子育てみたいなもの。独身の女性達と食事をし結婚や子育ての素晴しさを話すと「結婚、子供っていいですね」と言われます。「結婚したくなりました」、とも。仕事も遊びも全部できることを見て何かを感じて欲しい。結婚して子どもができても、私達先輩がサポートしてあげるので決して一人で子育てをするのではない、ということを感じて欲しいと思っています。
夫に子どもと接する機会を与えてると自負してる。
アヴァンティ 家事の分担は?
湯越 半分半分かなあ。私は勉強会や懇親会等で、週に2日くらいは夫に息子をみてもらいます。夫は「世界が広がってネットワークができてストレスが解消されるならいいよ」と言っています。夫と息子は超仲良し!私がいない時は二人で楽しく遊んだり勉強したりしています。掃除は週末。土日に子どもと3人で片付けます。掃除しても1日、2日しか保たないけど、しょうがない。仕事しながら家もきれいになんてストレス!
平山 ついつい自分が全部しちゃう。夫は気づいてくれないんですよね。でも結婚2回目だから、夫を育てようと思ってます。疲れるとちゃぶ台をひっくり返して意思表示したり…。子どもにもさせます。「夫」という三男が一番やらない。男の子を自ら家事するように育てないと、この子と結婚する人が困る。だから、夫に「あなたが家事する姿を見せてください」と言っています。再婚する時、ものすごく話し合いました。
藤岡 夫は再婚で17歳年上です。最初の結婚では、たぶん家事とかやってなかったと思う。おむつの替え方も知らない。「そんなことじゃ、この家では通りませんよ」と何でもやってもらいます。私が自負してるのは、男性に子どもと接する機会を与えていること。栄養のないものを子どもに食べさせたって1日くらい大丈夫。死にはしない。人間として大事な時間を仕事だけに費やすのはどうかと思う。プライベートも充実させられるようなシステムが、社会にも会社にも欲しい。
湯越 日本は残業するのがよし、という風潮がある。私たちは効率よく仕事して、極力残業しないようにする。でもやらなければならない時は徹底してやります。仕事の量にもよりますので遅くまで仕事している人が悪いとは言いません。が、能率的効率的に仕事をこなしているのかどうか疑問に感じる時もありますね。自分もそうならないよう努力しますが。
平山 歯を削ったりとか仕事を覚えるのに、男性と同じことをしていても、「6時に終わって子どもを迎えにいかなきゃ」と思う私のほうが早く削れるようになる。時間がある人の方が時間の使い方は下手。
アヴァンティ では最後に一言、お願いします。
湯越 試験に通って土曜日にビジネスリーダーの研修を受けています。経営戦略やマネジメントなどを勉強するのは楽しいです。またキャリアカウンセラーの資格取得も今年の一番の目標です。仕事も勉強もしている姿を息子も主人も応援してくれます。母として女として社会人として成長し、また社外のネットワークをもっと広めて、限られた人生を素敵にしたい。
アクター 今まで子どもがいることをハードルと思ったことがなかった。いつも自分が到達するところを見ていたという感じです。娘がいることが大きなモチベーションになっています。
平山 若い人に、仕事も結婚も諦めてほしくない。休んでもキャリアに戻れるという夢を与えてほしい。休んだけど未来はあると思えればがんばれると思う。
藤岡 今の女性はプレーヤーではなくサポーター的な役割やオペレーション業務が多く、会社のマネジメントプランや戦略に全く関わっていない。女性ががんばったらこうなれますよ、といっても、差がありすぎる。雲の上の人に見えてしまう。何故私は無理なのか、会社でどういうポジションにいて、マウンドに出るには何が必要なのか、ということを教える補助的な制度が会社や社会にあればいいのに。女性に学ばせる機会を与えてほしい。今日はみなさんに会えてすごく刺激的でした。多くの女性たちに今日みたいな刺激や学びの場があればいいと思う。
アヴァンティ ぜひ、「バリママ」ネットワーク、作りましょう。

2006年04月28日 16:40 | TrackBack





