七月 【第十四回】

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◆純粋・小倉DNA。小倉名物ぬかみそだきいわしと無法松特別純米酒

◆37年、愛され続ける食事処の看板酒。あじのとろろかけと耶馬寒梅特別純米酒

◆純粋・小倉DNA。
小倉名物ぬかみそだきいわしと無法松特別純米酒

無法松(むほうまつ) 特別純米酒 
720ml 1,323円
福岡県産夢一献 精米歩合60% 米・米麹 アルコール15度以上16度未満

福智山の伏流水で仕込み、米の旨みを堪能できるコクのある味。

無法松酒造有限会社
北九州市小倉南区大字新道寺310
TEL 093-451-0002

ぬかみそだきは、江戸時代から小笠原藩のお殿様の大好物だったといわれる郷土料理。陣を立てるときの縁起物として「じんだ煮」とも呼ばれ、小倉城城下であり、かつての漁師町である今の旦過市場あたりでいわゆる雑魚であるさばやいわしを各家庭にあるぬか味噌で炊いたのが始まり。

小倉っ子にとってぬかみそだきはおふくろの味なのだ。店で買うものになった今でも、人それぞれひいきの店があるそう。旦過市場の中でさばといわしだけを売る『ぬかみそだき専門店ふじた』の常連さんもほぼ浮気はないそう。

2代目崇秀さんに「酒だったらこっちでしょう」とすすめられたいわしを奥歯でぎゅっと噛むと、滋味に富むパンチのある味がして、確かに手が伸びるのはお酒。ひいきといえば、蔵にも蔵の味があり、色々呑んでみても、最後は馴染みのある蔵の味に帰るという人が多い。

『無法松酒造』は小倉唯一の酒蔵で、紫川の上流で生粋の小倉酒を仕込んできた。長い間小倉っ子にひいきにされてきた味同士の組合せは、どこかDNAに訴えかける濃い味がする。

ぬかみそだき専門店「ふじた」 北九州市「食」の認定ブランド
北九州市小倉北区魚町4-1-9(旦過市場) TEL 093-551-1263
ぬかみそだき さば200円、 ぬかみそだき いわし200円 ※地方発送あり

◆37年、愛され続ける食事処の看板酒。
あじのとろろかけと耶馬寒梅特別純米酒

寒造り 耶馬寒梅 特別純米酒 
720ml 1,207円
精米歩合55% 米・米麹・アルコール度数15~16度未満

しっかりとしたコクと味わいある濃醇辛口。冷または温燗でも楽しめる。

比翼鶴酒造 株式会社 
福岡県久留米市城島町内野466-1 
TEL0942-62-2171

「魚は、いとこが志賀で漁師をしようけん、半分くらいは、いとこんとこのやね~。野菜はたいがい瑞梅寺(前原市)の自家菜園で作りようけん、それを採ってから、足らんもんは、近所のおばちゃんたちから、分けてもらいようったい。」とまあ心地いい博多弁で話してくれるのは、古くから薬院で親しまれている『ひょうたん』の店主横田一幸さん。

店を始めるときに、やはり地元の酒を飲んでもらいたいと出合ったのが、九州の名醸地、城島の『比翼鶴酒造』だったという。それ以来、37年の時を経ても、かわらずこの店の看板酒は『比翼鶴』だ。料理のメニューはどれも福酒に合いそうな小鉢が300円~。瑞梅寺の棚田米で作る「麦めしとろろ」も地元にこだわった「ひょうたん」ならではの一品だ。素材があれば、メニューにない肴にも答えてくれるというのも嬉しい。

今宵は、『耶馬寒梅』のお供に、あじのとろろかけをリクエスト。『耶馬寒梅』のコクと味わいに、脂ののったあじととろろの組み合わせは、ほっと落ち着ける味わいだ。さあ、心もオフに切り替えて、今宵も福酒タイムへ。

麦めし屋 ひょうたん 
福岡市中央区薬院1-10-5 TEL 092-711-0955 営業時間 17:00~24:00
万福膳2,000円、あじのとろろかけ600円、比翼鶴700円・耶馬寒梅900円(各二合)

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六月 【第十三回】

酒と肴があれば、梅雨なんて。
わた惣の常備惣菜・酒肴 と 寒北斗 純米清酒

寒北斗(かんほくと) 純米清酒
720ml 1,220円
山田錦
精米歩合55% 米・米麹
アルコール15度以上16度未満


「手ごろな価格でおいしい清酒を造って欲しい」という小売店グループの熱望によって造られた。
玉の井酒造 株式会社
福岡県嘉麻市大隈町1036-1
TEL:0948-57-0009
さわやかな梅雨なんてどこにもないが、盆地である筑豊の梅雨は、福岡市内に比べると輪をかけて湿っぽい。今では筑豊富士なんて呼ばれるボタ山もたんまり雨を吸い込んで、緑が深く憂鬱に見える。今日は家から一歩もでないぞ!と固く誓って、常備しているお酒と瓶や干物などの酒肴を冷蔵庫から出し、ひとり酒盛りとする。

「寒北斗」は、筑豊で酒といえば寒北斗。というくらい地元に根付いたお酒。『玉の井酒造』は、英彦山系の雄峰・馬見山の湧き水を集める清流、嘉麻川の伏流水を屋敷内の二つの井戸から汲み上げて、すっきりした飲み口の飲み飽きない味の酒造りを代々継承している。

そして、肴はこれまた飯塚で150年続く食品店『わた惣』の珍味。3代目駒山豊氏がその舌で全て味見、吟味し、「おいしい!」と太鼓判をおしたもの。肴をちびちび、酒をちびちび気のむくままにやっているうちに、鬱鬱していた気持ちも晴れやかに。窓の外に見える土砂降りだって、じとじと雨だって、いずれおいしいお酒になると思えば、さらに気持ちよく酔えるというもの。
【料理協力】
わた惣(わたそう)(博多大丸店あり)
福岡県飯塚市本町16-10/TEL:0948-22-1457
http://www.wataso.com/
〈青い器上から〉甘口地酒酒盗473円、ほたるいか 630円、かなぎ735円、〈赤い器上から〉江戸前佃島の佃煮えび630円、家伝まがに漬735円、山椒しじみ683円

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