
岡本 広治さん
おかもと こうじ。NPO法人「北九州国際自然大学校」理事長。1963年北九州市生まれ育ち。異業種勉強会がきっかけで、NPO法人を立ち上げ4年。「おたがいさまのまち」を目指して様々な活動を行っている。本業は建築設計・施工、古民家再生、住宅コンサル、不動産業を業務とする(株)アルカンシェルの代表取締役。他にも自然体験リーダー、ネイチャーゲーム初級指導員など多彩な顔を持つ。
1998年4月、異業種勉強会「enn」が開講。毎週水曜日、週替わりでいろんな人が集まって様々なテーマの勉強会を行なった。「NPO」はその中のテーマの一つだった。いけいけのメンバーが多いためか、あまり深く考えずとにかくNPO法人を立ち上げた。2000年1月には認証、3月3日登記。こんなに簡単に、ある意味いいかげんにスタートした「北九州国際自然大学校」。真面目に4年間も活動し続けていることを、誰が想像したでしょうか。
「ヘリコプターを運転 したい」。
ある日雑談の中から、重度の障害をもつ子どもの両親が「一度でいいから子どもが好きなヘリコプターへ乗せて運転をさせてあげたい」と言っているという話が出た。私はそれを聞いて、メンバーの一人であるパイロットに連絡をとり、実現のためのプロジェクトチームを発足した。この話にメンバーが集まり、それぞれができることをやって楽しめる企画へと膨らんでいった。当日は、天候にも恵まれてヘリコプターだけでなく、セスナ機にも搭乗。バーベキューパーティからキャラクターショーまで1日を有意義に楽しめた。一人の夢に対して、多くの人や企業や行政が動機づけられ、援助し夢を実現する―NPOならでのは活動だなと感じた経験だった。
子どもたちにわかりやすい環境教育。
何人かのメンバーが小・中学校の授業に呼ばれて外部講師として自然や環境について講釈を言う機会があった。そのとき、何か楽しい授業ができないか、環境キャラクターショーができないかと言う意見が出た。同時に、北九州国際自然大学校のオリジナルキャラクターを制作して、映画が製作できるくらい有名にしたいという夢が生まれた。そこから「環境戦士アースマン」が誕生したのだ。キャラクターのデッサンをする人、ストーリーを作る人、着ぐるみを作る人、音声を担当する人、キャラクターの中に入って演技する人とメンバーの中から手が挙がり、「どうせやるならプロに近づこう!」と、今も多くの人々が関わっている。いつの日か、ハリウッドデビューを夢見つつ。
世界記録に挑戦したい。
「enn」の勉強会で、「世界記録に挑戦して、記録を塗り変えたい」とギネスブックを読んでいた。その中に「ごみ拾いで50405人」という記録があった。北九州市は100万人。いつもあちこちで清掃活動しているし、5%の動機づけだけなら簡単だと思い、挑戦を決める。運良く北九州市の市民提案事業に選ばれ、2002年第1回目をスタートできた。29917人が翌年は46284人と増えた。2004年は世界記録を抜くだろう。この挑戦は北九州市民が100万人なので、100万人が参加するまで続けたい。
地域に密着した、テレビ局を開局して、まちや企業を元気にしたい。
各地域や各団体や企業、行政がいろんなイベントやサービスをやっているが、なかなか情報がうまく伝わらない。そこで、インターネットテレビの「北九州市民TV」http://www.kitakyushu.tv/を開局した。世界の人びとが見て楽しいものにするために「民謡」「紫川」などのチャンネルも作っている。これが本物のテレビ局と対等になるには時間がかかるが、皆んながカメラマンやキャスターになったりして、楽しい番組ができたらいいと思う。
NPO法人 北九州国際自然大学校の夢
小倉南区で2000坪の土地を有効利用するチャンスが生まれた。村人を募集し、2004年4月より土を耕し、野菜や果物や花などを育てる。芋を作って焼酎を作る予定やここで出来た枝豆でのビアガーデンを開き、野菜などの夜市の開催するなど、現在色々な展開を思考中だ。他に、進行中のプロジェクトや今からのプロジェクトもいくつかある。
私たちは、これからもあらゆる夢の実現に関与して行きたいと思う。そのためには、多くの方々に夢を語っていただきたいし、「おたがいさま」の気持ちを持っている方がたを募り、共にプロジェクトを作っていきたい。我こそはと思われる方は、恥ずかしがらずに門をたたいて欲しい。そして、北九州国際自然大学校のファシリテーターとして登録していただきたい。北九州市が「おたがいさまのまち」になり、あちらこちらで夢がかなうプロジェクトが成功するまちになることが、私の夢。


















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