
Mark A.G. Gibson
1972年生まれ。イギリス出身。ウエストサセックス大学で文学と地理を専攻。外国語としての英語教員免許を取得し、英語教師として海外で活躍。昨年4月、こども英会話教室をオープン。親しみやすい人柄と独自のカリキュラムでファンを増やしている。日本人の妻と息子(2歳)の3人家族。小倉北区在住。趣味は旅、スポーツ(カヌー、スキューバダイビング、バイクなど)
北九州との出会い
なぜ英語を教える仕事を決めたのか?とよく聞かれますが、18歳の時、パキスタンの中学校で英語教師を経験した時、「教える」ことが大好きということに気付いたのです。また、小さい時から外国で暮らしたいと思っていて、それを叶えるのに一番適した職業が英語講師だったのです。
大学を卒業後は、さっそく外国語としての英語教員免許を取得し、いくつかの選択肢の中で、日本行きを決心。NOVAの講師として派遣されたのが、初の北九州との出会いです。この時は2年半を過ごし、アジアを旅しながらタイに渡り、ビジネスカレッジの設立運営に携わりました。 再び北九州の地を踏むきっかけは、イギリスに留学にきた今の妻との思いがけない再会でした。
日本人は親切で思いやりを大事にする国民性。そしてどこかイギリス人にも似ていて、日本は私にとっては故郷のような特別な国になりました。北九州という街も大好きです。都市規模もちょうど良いし、海や山など自然にも恵まれ、遊べるところがいっぱい。初めて訪れた時と比べ、街も大変きれいになりましたね。
こども英会話教室をオープン
こども英会話教室をオープンしたのは、カヌー教室で出会ったお母さんたちより相談されたのがきっかけです。
実は、大人より子どもの方がもっと高い指導スキルを要求されます。例えば4歳と6歳の子どもでは脳が違う。個性も異なる。また、男の子と女の子でまるっきり違います。大人と違って、先生が一人ひとりの違いを見極め、コントロールしていかなければなりません。一つの例で、4歳児が「いやだ」と言うと、無理強いせず、すぐ他の内容に変える。7歳児になると、NO!もうすこし頑張って!と励まします。10歳児の場合は時に大人っぽくなり、良い質問もしてきます。その時々の顔に合わせた細やかな対応が要ります。
生徒の気持ちを読みとる力も大事です。わからないところにいかに早く気付き、わかるように説明できるかが肝心です。それには、その国の言葉はわかった方がベストです。言語構造の違いをわかることで、なぜよく生徒がそこで間違いをするのかがすぐ理解できるからです。
子どもの教育について思う
子どもは悪いこと(いたずら)はするけれど、悪い子はいません。最近日本で起こる少年少女の事件をみて思うのは、親と子のヒューマンコンタクトが足りないのでは?と思いました。現実的に難しい面もありますが、元気で楽しい時を親子で共有することはとても大事です。私たち夫婦はスクールを必要以上に大きくする気がありません。今の指導方法を保ちたいのと、もう一つ息子とのふれあう時間を仕事で犠牲にしないためです。スクールが大きくなると、必然的に忙しくなる。帰宅した時、へとへとになってたら、子どもと遊んであげる余力がなくなるでしょう?また子供の目には不思議なことがいっぱい。聞きたい時、大人が横にいないと知る機会が減るだけでなく、間違った知識をもった時に訂正してあげられません。
子どもの教育は、子どもを取巻く社会全体が行なうべき。だから、ギブソンスクールでは英語のみでなく、人間としての思いやりやエチケット、ルールなども教えたり、また、父兄がちゃんと学習状況を把握でき、家でもフォローできるようなシステムを作っています。父兄との面談も欠かせない作業です。
ぼくの人生哲学
人生は短く尊く貴重なものです。その貴重な一生をいやなことにエネルギーを注ぐよりも、幸せを感じる努力、幸せになる努力。また他の人が幸せを感じるための手助けをすることにエネルギーを使いながら過ごす方が大切だと思います。
外国人との付き合い法
せっかくなのでここで在日外国人と上手につきあうためのアドバイスを一つ。日本人は「外国人は日本や日本語について何もわからない」「助けてあげないと大変になる」などと思われているようですね。親切心からですので気を悪くしているわけではないのですが、できたら相手は「大人」であることを忘れないでいただくとうれしいですね。私の場合、一番苦手だったのは、白人の男性は英会話の先生しか仕事ができないと思われていることと、なぜか公団に住んでいると思いこまれていることでした。(談)


















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