前田 有希さん / L' atelier de HANAZO(アトリエ ハナゾ-)代表

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前田 有希さん
L' atelier de HANAZO(アトリエ ハナゾ-)代表
まえだ ゆうき / 1973年生まれ、北九州市出身。18歳まではバリバリの野球少年。その後、花の世界へ。1997年、花屋「HANAZO」出店、一時期休業して修行した後、2003年に小倉南区に再オープン。2005年には婚礼専門店「ROSEA BLANCHE」、2006年に「L' atelier de HANAZO 魚町本店」オープン。ヨーロピアンスタイルをベースにしたオリジナルアレンジが得意。綺麗なものを見て歩くのが大好き。酒はビール党。

カーネーションも知らずにフラワー業界へトラバーユ!?

 19歳で花屋に転職するまで、花のことはほとんど何も知りませんでした。カーネーションすら知らなかったくらい。そんな僕がなぜこの世界に入ったかというと、求人情報誌を見て「花屋って思ってたより給料がいいんだな」と思ったのがきっかけですかね(笑)。でも、なんとなくピン!ときたんです。「なんかカッコよさそう」って。初めはデザイン性もなにもまったく分からずに花を扱っていましたよ。でも、「花ってメチャメチャ綺麗なものだな」というのはずっと感じていました。何もない息詰まる空間に花が一輪置かれただけで空気が変わる。それを体感し、「花ってなくても困らないけど、やっぱりこの世界に必要なものなんだ」と強く思いました。それでもう15年も花屋をしているんだから人生って面白いですよね。

 昨年、魚町銀天街の交差点の角に「L' atelier de HANAZO(アトリエ ハナゾー)本店」をオープンさせました。真っ黒な外観なので、花屋だと気づいている方は少ないかもしれません。ギフトを中心にショップのディスプレイなどを手掛けているのですが、この店のちょっと変わっているところは、予約制・セミオーダーメイドということ。花束やアレンジメントのご注文の場合、どんな相手にこの花を渡すのか、どういう思いを伝えたいのかなどを椅子に座ってじっくり打合せさせていただきます。なぜこういう店を作ったのかというと、「花にどうやって付加価値を付けていくか」ということを追求したいからなんです。

バラの花1本にかける職人の誇り

日本では花束を買う際に「5000円の花束だからこのくらいの大きさ」というふうに量で見ることが一般的ですよね。でも、そうじゃない、花の綺麗さを引き出して、1本1本の花の価値を高められる、質で勝負できる花屋に挑戦したかったんです。以前、「赤いバラ1本でアレンジを作ってほしい。お金はいくらかかってもいい」という注文を受けたことがあります。そうするとバラ1本を、それはもう果てしなく美しく綺麗に見せるようにデザインしなければならないわけです。そのお客様はただ花を1本買ったわけではなく、僕のアイデアやデザイン性や技術、その花を受け取った時の驚き、プレゼントする時のワクワクや相手の笑顔、そういったものに価値を感じてお金を払ってくださるわけです。やる気が出ましたね! その時は、大きな器の上に赤い葉っぱを重ね合わせて、バラの棘をひとつひとつ貼り、その中心にバラを浮かべるという商品を作り、とても喜んでいただくことができました。
もちろん、花の楽しみ方は人それぞれなので、消費者の方には、「あの人に特別なものを渡したい」「発表会のステージで贈呈する大きくてリボンのついた花束がほしい」など、用途に合わせて花屋を選んでいただけると嬉しいですね。そうそう、僕、「バーテンダーみたいな花屋」になりたかったんですよ。バーテンダーって、一杯のカクテルを出すためにフルーツを切ったり、氷を取ったりする姿がとても美しい。どんなに美味しいカクテルを作れても、グラスをガチャガチャいわせたり、動きがガサツだったりすると、気分が台無しになってせっかくのカクテルも美味しくなく感じてしまう。だから僕も床を掃く姿やハサミを置く動作が美しく見えるように気をつけています。お客様の前で作業をするときは、ハサミの音をさせずに花を切ったり…。「花を買う」ことは、気分が華やぐ、素敵な行為。出来上がる商品だけじゃなく、その過程も楽しんでもらえるように演出できればと思います。 
今、フローリストになりたいという若い人は多いですね。知識や技術は大切ですが、僕の店で面接するときに一番重視しているのは「どれだけひとつのことをやり遂げてきたか」ということ。花屋の仕事じゃなくても同じだけど、どれだけ相手の気持ちが分かるか、大事なのはそういうことだと思います。

Q. 座右の銘は?
「気持ちを伝えられる“職人”であり続ける」人の気持ちを花によって、人に伝えていく…そこには多くの「気持ち」が込められています。その花を生産した人の気持ち、デザインした私たち自身の気持ち、プレゼントする人の気持ち、その花をいただく人の気持ち。商人(あきんど)でありながら「職人」であり続けたい。いつも心に留めています。
Q. 尊敬する人を教えて。
「がんばってる」すべての人達。
Q. この仕事に向いているのはどんな人?
いつまでも熱い情熱を持ち続けていられる人だと思います。相手が生身の「人」と「植物」であるがゆえ、その気持ちは必ず伝わります。

コメント

一言どうぞ
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私も昨日観てきました! ...
たかまる
(2009/01/07)
>sunmaさん かわいいとも...
はな
(2009/01/06)
mineさん>ぴったりとした...
はまじ
(2009/01/05)
明明さま 素敵な記事あり...
かんりにん
(2009/01/04)
>きみこさん あけまし...
いっこ
(2009/01/04)
Referer
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4: Yahoo! [ hanazo 小倉南区 ]
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