
丸田 博史さん
株式会社スターフライヤー 運送客室本部 客室部 客室乗員室
まるた ひろし / 1975年、佐賀県生まれ。大学卒業後、北九州市内百貨店の販売部および外商部に6年間勤務。学生時代からの夢を諦めきれず、退社後に航空専門学校へ。2005年7月、スターフライヤーに入社し、客室乗務員に。機内で流れるセーフティービデオ(救命器具のデモンストレーションビデオ)に出演しており、定期的に利用する人にはお馴染みの存在になっている。
百貨店勤務から航空業界の客室乗務員へ
昨年の3月16日、新北九州新空港の開港と同時にスターフライヤー も就航しました。私はその約8カ月前、2005年7月1日に入社しました。準備から就航、そしてこの1年。「本当にもう 1年経ったのか」と思うほど目紛しくあっという間でした。1日2回四往復、3~4日連続勤務というスケジュールで北九州と羽田をフライトしています。男性の客室乗務員がスターフライヤーに少ないこともあり、頻繁に利用されているお客様には、私のことを憶えていただいている方 もいるようです。機内で流れるセーフティービデオに出ているので、「あれ、君か?」なんてお声をかけていただくことも多々あります。お客様に親しみを感じてもらえるのは、客室乗務員としてうれしい限りですね。
就航当初は慣れないこともあり、家に帰るとバタンキューという感じでしたが、今では体力的にも余裕がでてきました。というのも実は私の前職、百貨店だったんです。大学卒業後、6年間勤務していました。退職後に1年間航空専門学校に通い、スターフライヤーの入社試験を受けました。正直、次の仕事が決まっていない状態で前職を辞めることに抵抗がなかったわけではありません。ただ学生時代からの「飛行機のそばで働きたい」という夢が諦めきれなかったし、仕事しながら勉強するという器用なことはできない性格なので、思い切ってやめました。でも百貨店時代の接客技術って、今の仕事でもとても活きているんで す。前職時代からそうなんですが、接客で気をつけているのは、お客様 の目線に合わせること。機内でお客様は座っています。そこにカートで飲み物などをお持ちするのですが、私は背が高いほうなのでどうしても上から下を覗き込むような格好になってしまい、お客様に圧迫感を与えてしまう。ですから必ずお客様の目線と同じ高さまで腰を折って、応対するようにしています。
安全・保安を守ることも大切な仕事
客室乗務員というと、サービスだけのイメージが強いかもしれません。でも仕事場は飛行機の中。本当に快適なフライトを提供するためには、安全・保安が根底にあってこそなんです。以前、機内でのお客様の行動でちょっとしたトラブルがありました。安全面で支障が出る恐れがあり制止したのですが、その際の対応が評価され、後に社内で表彰を受けました。接客に際して、常に緊張感を持ち安全・保安を守る。これは航空業界では絶対に必要なことです。もちろん安全に快適に飛行機を飛ばすためには、客室乗務員だけの力ではできません。操縦するキャプテン(機長)に地上のスタッフ、機体を滑走路まで運ぶスタッフなど、どこが欠けてもダメ。一人ひとりの力が集結して、1回1回のフライトが成り立っているんです。
私は現在一般客室乗務員ですが、目指すのはやはり先任客室乗務員、いわゆるパーサーという客室の責任者です。スターフライヤーの場合、2年間乗務すると、この資格試験が受けられるのですが、もちろんだからといって簡単に受かるものではないですし、サービス・安全・保安の全ての面で、お客様に満足いただける技量や経験が求められてきます。今後はこれを目標に、日々成長していきたいなと思っています。
スターフライヤーは北九州ー羽田間を毎日11往復飛んでいます。新北九州空港の開港から1年、他社も含めて便数も大幅に増え、お客様からも「以前より便利になった」「東京に行きやすくなった」とのお声を多く頂いています。今後はより満足いただくために、北九州から日本全国、将来的には世界へ旅する人がもっともっと増えるよう、全スタッフ一丸と なって頑張っていきたいと思っています。
Q. 座右の銘は?
「努力に勝る天才なし」小さい頃から、勉強に関してもスポーツに関しても、口数の少ない父親が口癖のように私に言っていた言葉なんです。 その意味がわかるようになってきた今は、当たり前のことなんだけれど、すごく意味深い言葉だと感じています。常に心がけるようにしてい ますね。
Q. 尊敬する人を教えて。
父親です。口数が少ない分、態度で示しているし、家庭もしっかり守ってくれている。私も、言葉は少ないけど頼もしい、そういう人になりたいなと思います。もう一つの夢ですね。
Q. この仕事に向いているのはどんな人?
常にドキドキ感と、いい意味で緊張感を忘れない人。「今日のフライトではどんなお客様に会うだろう」そんなちょっとしたドキドキと、日常での緊張感が意外と大事なんです。私の場合、通勤時も緊張してますよ。音楽聞きながら運転している時でさえ(笑)。


















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