佐藤 崇さん / 何もない合馬の地で、“自分の焼き物”を作る。

200709.jpg佐藤 崇さん
『葉々窯』作陶家
さとう たかし / 1974年、北九州市出身。地元の合馬で作陶家として活躍中。常磐高等学校に在学中、陶芸部に所属したことがきっかけで、徐々に陶芸の道を歩み始める。九州産業大学芸術学部デザイン科を卒業後、山口県萩市にある萩焼の窯元『岡田窯』で6年間修行を積む。現在は月に数回、救護施設「愛の家」などで陶芸教室も行なっている。9月21日から西日本総合展示場で開催される「西日本陶磁器フェスタ」に作品を出展予定。

陶芸を「続けていける」と自然に感じた。

 陶器と磁器の違いが何か、分かりますか? 簡単に説明すれば、陶器は材料が土、磁器は陶石(とうせき)という石を細かく砕いて捏ねたものが材料です。自分は、陶器が醸し出す土の温かみが好きで、陶器をやっています。陶芸そのものとの出会いは、高校生のころ。最初はただ単純に「土いじりが楽しい」と感じていましたが、次第に「今まで出会ってきたもののなかで、一番頑張れる」と感じるようになっていきました。やっていける、続けられる、という気持ちが自分の中で大きくなっていき、高校2年生のときにはこの道に進むことを自然と決めていましたね。でも、卒業後すぐに窯元へ弟子入りするには、あまりにも世間を知らなさ過ぎる。「もっと視野を広げなさい」と親や親戚から言われ、九州産業大学の芸術学部へ入学しました。そこで4年間陶芸を勉強して、卒業後すぐに萩の『岡田窯』へ弟子入り。師匠の下で、6年間みっちりと勉強させてもらいました。

焼き物で、自分の可能性を広げていきたい。

 元々、地元の合馬で焼き物をしたいという想いが初めからありました。萩から戻ってきて今年で5年目。昨年の1月には作業場の隣にギャラリーもオープンさせました。よくみなさんから「何焼ですか?」と聞かれますが、萩焼を合馬でするつもりはまったくないんです。だって「○○焼しています」って言うと、その制限に縛られちゃうでしょ? 伝統のものは確かにとても素晴らしいし、そのブランド力があることも十分理解しています。でも自分がやりたいのは、そうじゃない。何もないこの地で、自分なりのやり方で挑戦したいんです。北九州には自分以外にも陶芸家さんが何人もいらっしゃいますが、みなさん個人で活躍されているので、北九州のブランドとして「○○焼」というのはありません。そういった“しがらみ”みたいなものが何もない分、自分にとっては好都合。“何もない”ことが何よりもの強みだと感じています。だから将来は“合馬の焼き物”としてはもちろん、それ以上に“自分が作った焼き物”として認知してもらうことが、夢ですね。そのためにも、自分の器を囲んだ食卓で幸せな笑顔が溢れるような、温かみのある、日々の生活がふっと潤うような作品を作り続けていきたいと思います。

仕事人に問う!

Q1 座右の銘は?
失敗は成功への授業料。やはり失敗をたくさんしないと、いいものは作れません。「なぜ失敗したんだ?」からヒントを得ています。今まで、高い授業料を払ってきました(笑)。
Q2 尊敬する人を教えて!
『岡田窯』の師匠、岡田裕さんです。自分が社会人になって初めての上司。焼き物のことはもちろん、それ以外のいろんなことも自分の身になっています。
Q3 この仕事に向いてる人は?
やっぱり、「やり続けられる人」じゃないでしょうか。陶芸家としての才能は並みでも、やり続けられる才能は、自分にはあると思っています。

コメント

一言どうぞ
コメントフォーム
アヴァンティHOME
私も昨日観てきました! ...
たかまる
(2009/01/07)
>sunmaさん かわいいとも...
はな
(2009/01/06)
mineさん>ぴったりとした...
はまじ
(2009/01/05)
明明さま 素敵な記事あり...
かんりにん
(2009/01/04)
>きみこさん あけまし...
いっこ
(2009/01/04)
Referer
12: Yahoo! [ 葉々窯 ]
5: Yahoo! [ 葉々窯 ]
3: goo [ 佐藤崇 ]
3: Google [ 葉々窯 ]
2: Yahoo! [ 葉々窯 ]
2: Google [ ]
2: Google [ 陶芸 佐藤 崇 ]
2: Yahoo! [ 佐藤崇 葉々窯 ]
1: Yahoo! [ 葉々窯 ]
1: Yahoo! [ 佐藤崇 葉 ]