大庭 健司さん
プロボクサー Fukuokaボクシングジム所属
おおば・けんじ / 1984年生まれ、北九州市門司区出身。元陸上自衛隊。日本Sフライ級5位。16歳からボクシングを始め、2002年11月プロデビュー。2006年12月全日本新人王獲得、敢闘賞受賞。戦績は14戦12勝(8KO)2分。次回の試合は11月24日、宗像ユリックスにて。性格は明るくおちゃめで、友だちといるときは冗談も言ってよく笑うが、一転、リングに上がったときの真剣さ、カッコよさとのギャップが魅力。
やっぱりボクシングがやりたい!
ボクシングを始めたのは16歳のときです。子どものころ体も心も小さかったので、肉体的にも精神的にも強くなりたいとずっと思っていました。まわりに認めてもらいたいという気持ちがすごくありましたね。男って負けず嫌いだから(笑)。
18歳でプロデビューをしましたが、当時所属していたジムが閉鎖してしまい、そのときは安定した道を求めて自衛隊に入りました。再びボクサーに戻ったのは、先輩から今のジムへ誘われたのがきっかけです。やはり、ボクシングをやりたい! という気持ちが強かったんですね。若いうちしかできないことだし、色々迷ったけど自分が選んだ道を後悔しないよう、「今」を一生懸命やろうと心に決めました。自衛隊をやめた次の年の2006年に全日本新人王を取ったのですが、最終ラウンドで、それまで劣勢だったのに、最後に残り14秒でKO勝ちしたんですよ。翌日のスポーツ新聞の1面にも大きく載り、結果を出せたので、元上司や同僚も喜んでくれて、嬉しかったですね。新人王にたどり着くまでは、つらい思いもたくさんしましたよ。タイにスパーリングの修行に行ったときは、文化も分からないし食事も合わなくて精神的にもきつかったです。でも、異国の地で学ぶことは多かったし、人間的な面でも成長できたと思います。
リングの上は心理戦。心身共に強く。
毎朝6kmくらい走って、早朝から夕方まで仕事をして、その後ジムに来て練習をします。忙しいですが毎日が完全燃焼で、心身共に充実しています。生活も気持ちも、ボクシングが何より最優先ですね。
リングの上で戦うということは、ただ力が強いだけじゃダメなんですよ。ボクシングは心理戦なので、心の強さ、人間としての質がとても大事。考え続けながら、ずっと張りつめた状態で戦うので、心身共にクタクタになります。命かけていますからね。負けても言い訳はしたくないし、どんな状況でも勝たないといけないんです。目標はもちろんチャンピオンベルト! まずは、次の11月の試合に向けて「今」を一生懸命頑張り、応援してくれる人、お金を出して見にきてくれる人に応えたい。そして、どんなときも夢を持って生きていきたいと思っています。
仕事人に問う!
Q1 座右の銘は?
「夢」。試合用のトランクスには「夢」という文字を入れています。夢を持つのはすばらしいこと。たとえ、やりたいことがなかったり夢が叶わなかったとしても、今、与えられた状況の中で一生懸命頑張れば、必ず何か答えや結果が出ると思います。
Q2 尊敬する人を教えて!
父親です。本当に意志の強い人で、体は小柄ですが、「背中」が大きいですね。なかなか超えられないな、と思います。
Q3 この仕事に向いてる人は?
内心が強い人。リングではその人の性格は隠せませんからね。練習も試合も本当にキツいので、ボクシングを続けられる人に悪い人はいないですよ!


















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