
最近、テレビドラマでも話題のスーパー時代劇「大奥」。大奥史上最大の女帝「春日局」を中心に描いている。このドラマで大奥って何? 詳しく知りたい! と興味を持った人も多いのでは? そこで、今回は江戸時代にタイムスリップ。軽快な関西弁が印象的な倉本先生にお話を伺った。
将軍のプライバシーの世界!? 謎に包まれた大奥
大奥の始まりは、徳川2代将軍・秀忠の正室「お江与」。そのシステムはお江与、生涯のライバル「春日局」によって完成された。その後、幕府が崩壊するまで250年も続く、歴史上まれに見る女の園だ。そこには、21の位に分けられた約500人の女性。これは、徳川時代の日本で独自に発展したシステムで、目的はただ一つ、徳川幕府の存続のため。次の将軍を守り育て、時に政治を動かす、いわば幕府の裏組織だ。歴史も長く、明治時代には大奥に勤めてきた女性も生存していたのに、未だに謎だらけというから面白い。「大奥はプライバシーの厳格な世界だから、幕府が崩壊したといえど、誓詞を守って内情を話すのは遠慮したはず。でも謎に包まれているからこそ、ドラマになったりと興味をそそるんでしょうね」と先生は言う。
大奥に入る2つの理由と、優れた女性の3大条件
では、大奥ではどのような女性が働いていたのか?大体はあまり裕福でない武家の娘たちだったとか。しきたりも厳しく、極秘情報が漏れないよう、もちろん男子禁制、外出禁止。ということは、大奥へは一生独身の覚悟が当然。そうしてまで、大奥に入る理由は何なのか?その理由は2つで、一つは運良く将軍のお手付きになること。もう一つは大奥での出世を望んでいたのだ。後者が大多数だったことからも、大奥はいわば“江戸時代のキャリアウーマン集団”。その代表として、どん底から這い上がった春日局の存在はあまりにも有名だ。彼女の話はゼミの中でたっぷりと。
その春日局しかり、「大奥で出世するコツは?」との質問に「一にコネ、二に運、三に美貌」と先生はキッパリ。これが大奥で頭角をあらわす女性の3大条件なのだとか。今の社会と比較してみるのも面白い。けじめと誇りを持った大奥の女性たちから何かヒントが得られるかも!? ゼミ当日には、その他大奥でのしきたりや例外的な色恋沙汰の話、買い物・トイレ事情など、ここで話しきれなかったおもしろ話も聞ける予定。先生の説明はとても分かりやすいので、歴史なんてさっぱりという人も大丈夫。興味がある人は気軽に参加を!

梅光学院大学 文学部 博物館学課程
助教授 倉本 昭先生
67年大阪府出身。早稲田大学 大学院 文学研究科修了。専攻は江戸時代の文学。社会人向けの講座も行うなど、先生の授業は分かりやすく、歴史の話もさらにおもしろく聞ける。軽快でテンポよい関西弁と明るい人柄は大学でも人気だ。


















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