
伊藤 健一 先生
北九州市立大学文学部教授
いとう・けんいち 北九州市立大学文学部比較文化学科教授。専攻はイギリス文化・文学・英語教育。北九州市立大学で英語学習サークル「go for itの会」顧問として学生の使える英語力養成を支援。また国際教育交流センター語学教育部門長として留学支援語学講座をコーディネートし、学生の海外留学をサポート。現在、全国大学生協連外国語コミュニケーション事業推進委員会副委員長。熱心な英語教育で多くの学生に慕われている。
「洋画や洋楽を日本語訳無しで楽しめたら」「英語が話せたら海外旅行ももっと楽しいはず」と、英語をマスターすることで広がる世界は魅力的。でも、ラジオ講座を聞いてみたり、英会話学校に通ってはいるものの、いつまでたっても英語が話せるようにならない。今回、救いを求めてたどり着いたのが、北九州市立大学の伊藤健一先生。学生を中心に英語学習の支援者として活躍される伊藤先生に、使える英語を身につけるための、実践的な学習法についてお話を伺った。
英語は“実技科目”、秘訣は大量インプット。
文法がわかり、単語をたくさん覚えれば英語が使えるようになる気がするが、実は、英語は音楽や体育と同じような“実技科目”。ピアノや野球をマスターするのと同様、学校の授業を熱心に受講するだけではうまくはならないとのこと。家で何時間もピアノを弾く、放課後何度も何度もバットを振る、そういう訓練が英語にも必要なのだ。その訓練の基本となるのが、“大量インプット”。まずは大量に英語を聞き、大量の英文を読むことから始めなければならない。自分の中にたっぷり英語をためこむためには、まとまった時間を確保する努力も大切だが、一日に5分、10分といった細切れ時間を上手に使うのがコツ! 全身を使って体に英語をしみ込ませよう。
“速読・速聴”、「発信型」英語のトレーニング。
英語を自由に使えるとは、「話された、もしくは書かれた英文を高速で情報処理(速読・速聴)できること」、「自分の考えを口頭もしくは文章で表現できること」と言える。実際のコミュニケーションの中では、リスニングが最も多くの割合を占めるため、まずはリスニングの訓練が重要になるが、なかなかリスニング力が伸びない人は、読む力に原因がある場合が多いとのこと。例えば、ゆっくり繰り返して読めば理解できるが、速読はできない、という人が少なくないが、目で読んで内容を即座に理解する力がなければ、速いスピードのナチュラルな英語を理解することはできない。国際会議などで日本人が発言できない理由の一つには、渡される資料を読みきれないからだという見解もある。大量の英語を聞くトレーニングと並行して、“速読”のトレーニングをしっかり行うこと、これらのトレーニングを基本に「発信型」の英語学習を進めていくことが、英語力を身につける最良の方法である。ここまで読んで終わってしまえば、“実技科目”の使える英語は身につかない。そこで今回、実践的英語学習法をその場で体験し、汗をかきながら身につける体験型ゼミを敢行。留学、外資系への転職、通訳・翻訳者などを志す人には必須講義! ここで英語力をアップさせる鍵をつかんで、夢へ一歩近づこう!


















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