家族を支える。―日本の高齢化と『認知症』―

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太田 列子 先生
梅光学院大学 子ども学部子ども未来学科 講師
おおた・のぶこ / 臨床心理士。白百合女子大学文学部国文学科を卒業後、東亜大学大学院総合学術研究科臨床心理学専攻博士課程単位取得の上、満期退学。梅光学院大学、東亜大学大学院、宇部フロンティア大学大学院での非常勤講師を経て、現在は梅光学院大学子ども学部子ども未来学科の専任講師を務める。人間性心理学・コミュニティアプローチを専門に研究している。

 本格的な高齢化社会に突入した日本。それに比例するように、『認知症』の高齢者も年々増加し、2005年は約189万人、20年後には約292万人に達すると予測されている。
その中でも、85歳以上のお年寄りの4人に1人は認知症といわれている。いまや『認知症』は、身近な問題として考えなければならないのだ。今回はそういった現状を踏まえ、臨床心理士である太田先生を訪ねた。

『認知症』とは?

 脳細胞は年齢とともに減少していき、それによって物忘れが多くなってくる。しかし、これは誰にでもあること。『認知症』が単なる物忘れと違うのは、通常の老化による減少より早く神経細胞が消失してしまい、性格がきつくなったり「物を盗られた」などの妄想など、精神症状をもともなう点。悪くなることはあっても、良くなることはない「脳の病気」なのだ。普段運動をしない、ストレスを抱え込む(うつ病経験がある)人は脳の老化を早めてしまう可能性があるので注意した方がよい。また、年をとっても自分のことは自分でするというように、自立した生活を送ることも大切だとか。
『認知症』という病気で家族が苦しむのは、何よりも大切な人が自分たちと今まで作りあげてきた記憶を失っていくこと。たとえば、母親が『認知症』を患ったとしたら? 自分には母親との思い出や、今まで過ごした日々から「母親はこんな人で、こういうところが自慢だ」などといった、母の姿が焼きついている。だから、「こんな母の姿を認めたくない…」というように、『認知症』による変化を受け入れきれない家族もたくさんいるのだ。

大事な家族と、共に生活するために。 

最近では、『介護疲れ』が発端となる事件もニュースで聞くようになり、『認知症』を患った人を支える家族のケアも必要となってきた。『認知症』に関わらず、家族を介護するうえで一番大事なことは、「自分達だけで抱え込まない」ということだ。公共・民間の介護サービスなどを利用することで危険を回避できたり、自分自身もおだやかにその人と接することができるという利点もあるのだ。ついイライラして言ってしまったことを、後で後悔することもあるだろう。そうならないためにも、「頼れることは専門の機関に頼った方が良いこともある」ということを、頭においておこう。今回のゼミでは、『認知症』がどういった病気なのか、その人とこれからも一緒に過ごすためにはどうしたらいいのかを、先生の話を聞きながら考えていく。また自分が老後も楽しく過ごせるように、後半は「自分のライフプラン」も立てるので、興味がある人はぜひ参加して。
6/21 第50回アヴァンティゼミ 家族を支える 日本の高齢化と『認知症』

コメント

一言どうぞ
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私も昨日観てきました! ...
たかまる
(2009/01/07)
>sunmaさん かわいいとも...
はな
(2009/01/06)
mineさん>ぴったりとした...
はまじ
(2009/01/05)
明明さま 素敵な記事あり...
かんりにん
(2009/01/04)
>きみこさん あけまし...
いっこ
(2009/01/04)
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