漆原 朗子 先生(Saeko Urushibara)
北九州市立大学 基盤教育センター教授(Ph.D. 言語学・認知科学)
1961年東京生まれ。上智大学外国語学部英語学科、同大学院言語学専攻博士前期・後期課程を経て1988年9月アメリカ・ボストンのブランダイズ大学大学院言語学科に留学、94年2月修了。Ph.D.(言語学・認知科学)。94年4月北九州大学文学部に講師として着任。助教授、教授を経て、現在北九州市立大学基盤教育センター教授(副センター長)。専門は生成文法。中学1年の息子の母。
今回のテーマは「方言」。私たちが人とコミュニケーションをとるのに欠かせない言語にも、地方地方で分からないニュアンスがありびっくりする。広島県出身のアヴァスタッフわっこも、北九州に来るまで「たいぎい」を標準語だと思っていたくらいだ…。今回は、「方言」をテーマに興味深い話をしていただけると聞き、言語学専門の漆原先生を訪ねた。博多の方言では「本を読みよる」と「本を読んどう」という表現方法がある。「本を読みよる」は「今、本を読んでいる」という意味で、「本を読んどう」は、「本を読んでしまっている」という意味。これを東京の方言に置き換えると、1つの表現方法「本を読んでいる」しかない。「読みよる」は、英語と同じで進行形「ing」。「読んどう」は、完了形「have+過去分詞」といったように、同じ日本国内でありながら東京と比較しても、2種類の表現方法がある。外国語である英語の表現のほうが九州弁と近いのだ!「日本語では当たり前だと思っていることがいかに珍しいことであったり、あるいは、英語やその他の言語と似ていたりする点に感動し続けています。それらの特殊性や共通性の背後に潜む美しい規則性をエレガントに分析しましょう」と先生。興味のある人はぜひ参加を!


















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