須藤 廣 先生(Hirosi Sudo)
北九州市立大学文学部 人間関係学科教授
1953年栃木県足利市生まれ。東京外国語大学英米語学科卒業。高校教員を経て、日本大学大学院人文科学研究科博士後期課程社会学専攻単位取得退学。その後、北九州市立大学に着任。専門領域は社会意識論、文化社会学、観光社会学。
今回のゼミは、観光することはどういうことなのか? 観光地になることによって街がどう変わるのかなど、普段聞けない「観光」がテーマ。旅好きな先生が今まで訪れた国は約50カ国。旅行中、現地に長期滞在をする日本人のバックパッカーの多さに驚いたという。その理由を「日本に居づらさを感じるからでしょう。特に、女性が多くなっていることは、日本は女性にとって生きにくさを感じさせる国だということですね」と語る。観光を通して社会問題を覗けるのだ。さて、観光によって、街は観光客で賑わい、潤う。なのであらゆる街や国が、地域経済の活性化をねらい、観光に力を注いでいる。北九州市もこの10年、観光客を約2倍に増やす観光振興プランを打ち出している。ところが先生は、「観光は現地住民の経済的富をほとんど生み出しません。それよりも、良くも悪くも社会の変化をもたらしてしまう方が重要です。観光に経済効果を望むのは‘幻想’です!」ときっぱり。セミナーは、湯布院、タイ、中国、ベトナム、ハワイなどの調査分析を実例に、観光の本質や街への影響、課題などについてお話いただく。旅行や、まちづくりなどに興味のある人はぜひ参加してみよう。現在調査研究中の、門司港レトロ、新北九州空港などの話も楽しみだ。


















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