浅岡 佐知夫 先生
北九州市立大学 国際環境工学部 教授
1946年10月生まれ。東京大学大学院工学博士課程修了。千代田化工建設(株)総合研究所長を経て、2001年北九州市立大学に着任し、現在に至る。専門分野は触媒・資源化学プロセス。趣味は多岐に渡り、山歩き、旅行、酒、読書、野球ほか。環境科学のフィールドワークとして赤提灯と角打ちとの関係解明に日夜努力する日々を送っている。
今回のテーマは「環境問題」について。若松の『学術研究都市ひびきの』で研究と教鞭をとる浅岡先生に話を伺った。「まず質問です!“合成繊維”と“天然繊維”を環境的視点から見たときの優劣を言ってください」。一般的な答えは「どっちが地球にやさしいかとなると、やはり天然!」が大半。ところが先生の答えは「天然だから合成より地球にやさしいとは限りません。答えは合成です」と。天然繊維を作るために、人々は木を切り倒し、畑を作りつづけてきた。その作業は立派な自然破壊。繰り返し必要とされる天然繊維より丈夫な合成繊維を使うことで、むしろ自然が保たれるというわけだ。「本当の意味で地球環境に役立つ、効率高い環境対策をするには、化学を否定するのではなく、そのメリット・デメリットを見極める視点が大事!」と先生。なるほど、私たちが良しと知り得た情報の中には、マスコミに煽られ、迎合したものがたくさんあったのだ。ゼミはいままでの環境についての常識をくつ返す内容ばかり。後半は参加者の質問に答えながらのディスカッション形式なので、この際気になっていたことを全部ぶつけてみよう。


















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