●やまぎわちづえ/料理研究家として広く活躍すると同時に、仕事は食品関連会社顧問、メニュー開発、執筆、講演、公的機関の委員、テレビ番組、ラジオのコメンテーターとして多方面にわたる。著書「おなかすいてない?」海鳥社より好評発売中。 http://www.qbiz.ne.jp/yamagiwa
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「不機嫌は損をしますよ」

 なぜ自分は人気がないのだろう、人が寄ってこないのだろうと思ったことはありませんか。私も以前ある仕事場で居心地の悪さを感じた経験があります。「仕事は楽しく」が信条なので「エイ!」と思い切って辞めてしまいました。その分収入が減ったのはしかたがありませんが、少し軽率だったかなと気になっていました。 

 いつものことながら、また本に教えられました。

 和田秀樹著『「感情の整理」が上手い人、下手な人』(新潮社)

 精神科医の書いた本らしく人間の感情の動きが見抜いてありなかなか役に立つ内容です。「わたしたちが好きな人は,いつ会っても機嫌のいい人です」「不機嫌な人は何を考えているか解らない。周りから見ればただのわがままにしか映りません」と書かれています。

 そう!辞めた会社で確かに私はいつも不機嫌でした。理由はそこの調理室がいつも乱雑で、私と私のスタッフが掃除をするのですが次に行ってみるとまた元のもくあみです。何年もその繰り返しで、その会社に行かなければと思う瞬間からだんだん機嫌が悪くなっていました。しかし周りに私の不機嫌の理由が解るはずはありません。ただいつも不機嫌な人と思われて敬遠されてしまったのです。約束の時間より早めに到着して一生懸命掃除をして、その結果嫌われるなんてとんでもなく割が合いません。

 冷静に考えてみれば、私の不機嫌の理由に周りが気づいて、調理室の乱雑さが解消されるなんて奇跡は起こるはずがないですよね。

 あの時、「調理室を奇麗にしてね。私も手伝うから」となぜ率直になれなかったのでしょうか。心の中に不満をドロドロと溜め込んで不機嫌になるのは幼稚だったと今になって悔やまれます。

 本によると不機嫌な人は「不幸せ」、感情のコントロールの利かない「幼稚」な人と思われるのだとか。それに対していつも機嫌の良い人は「一緒に仕事をしてみたい」「応援してあげたい」とチャンスが広がっていくのだそうです。

私は決心しました。「機嫌の良い人になるぞ!」と。
いつまで続くかちゃんと見張っていて下さいね。

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