背が高くて、目鼻立ちがはっきりしている人を「ニューハーフだ」と思っていたら、正真正銘の女性だったという経験はありませんか。私なんてニューハーフを女性と思い込んでしまっていて「やられたー」と口惜しい経験も最近しました。ややこしい時代になったものです。なぜなのでしょうね。
昔、友人の天才メークアップアーティスト、松原美津子から「メークは強調でもあるのよ」と聞いたことがあるけれど、もともと顔の造作が大きい人が目や唇をさらにハッキリクッキリと強調するメイクをしていて、その上体格が良いとくれば・・・間違った人の責任ばかりではないような気もしませんか。
松原美津子はこうも言ってました「きちっとメイクすれば素顔の時より美しくはなるけれど、きつい顔にもなることがあるのよ」って。確かに厚化粧のおばさん達の顔はたいてい恐ろしいです(野村沙千代さんごめんなさい)。申し訳程度に目鼻が付いてる私の顔は寝起きに鏡を覗くとまるでのっぺらぼう。ぎょっとしてメガネをかけて見直すと、輪郭のぼやけたパーツが遠慮がちに並んでいてなんとなく優しそう(と思いたい)どこかはかなげ(とも思いたい)。ばっちりとメイクした顔は確かにパワーがあるけれど、濃すぎる化粧はニューハーフに間違われるか、恐ろしげな顔になること知っておいてねっ。
化粧でもう一つ言いたいのは、いつでもどこでもバッチリお化粧して隙を見せない人の事。早朝のゴミ出し、ジョギングの時、もっとすごいのはプールで泳いでいる時さえ完璧な化粧。人様に素顔を見せないのは女性のたしなみかもしれないけれど、程をわきまえないと「もたれる!」「うっとおしい!」(ジュディオングさんごめんね)。
人の心は不思議なもので、隠せば隠すほど見たくなる。あらぬ想像もかきたてられてしまうもの。一時八代亜紀さんの素顔についての話が笑いネタになったことを思い出して下さい。
私は思います、どんな女性でも顔には2つの力があると。化粧で決めた強い力と、はかなげな素顔の力。聡明な貴女には両方のパワーで現代を生き抜いてほしいと思うのです。
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| ●やまぎわちづえ/料理研究家として広く活躍すると同時に、仕事は食品関連会社顧問、メニュー開発、執筆、講演、公的機関の委員、テレビ番組、ラジオのコメンテーターとして多方面にわたる。著書「おなかすいてない?」海鳥社より好評発売中。 http://www.qbiz.ne.jp/yamagiwa |
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女にゃ2つの顔がある
2003-10-28 17:28. [ いろいろ ] 編集部
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