avanti北九州 スタッフの気まぐれ日記

北九州編集部発、スタッフ日記

 

暖かい人たち

久々にスタッフ日記の更新をするちりこです。
今年はこの時期まで花粉症の被害が少ないと思っていましたが、やっぱり先日からひどくなり、医者へ行きました。
今日はその時の病院での面白かったお話をします。
この時期はどこの耳鼻科もあふれる程の患者ですが、同じように満員でした。
どうせ長時間かかるからと思い待っていると、子供の元気な声。4歳というその男の子はイスの上に絵本を広げています。活発で声も大きくお母さんは下の子供を抱えながら注意していました。今度は絵を描こうとしていますが筆記具がなく、それを見ていたおばさんがペンを「これプレゼント」と言って渡し絵を描きました。
周りの小さい子供が近寄ると、少しいたずらされたり、意味不明ななぞなぞ出したりしていました。だんだんエスカレートして声ももっと大きくなりその度にお母さんは注意しますが耳を貸しません。
目の前のおじいさんに「ウルトラマンになる!」とか言いながら何か話しかけていますが、これも理解不能。耳が遠いと言いながらおじいさんはちゃんと応えています。

やっとその子の治療の時間になり、奥へ行きました。2時間くらい経過していました。
すると奥から大きな悲鳴が。
「いやだ~!!」「痛い~!!」「しないで~!!」「○△□×―!!」
待ち会い室はみんなクスクス。予測していた通りの状況。少し経って治療を終えた男の子が出てきました。げんなりしています。さっきの元気は全くありません。汗びっしょりになっています。
あるおばさんは「さっきの元気はどこ行った?ウルトラマンになるんじゃなかったの?」
ペンをあげたおばさんは「頑張ったね。えらいね。また会おうね!」なんて声かけています。やれやれといった雰囲気が漂っていました。お母さんに甘え出す男の子に再び笑いの和が。
それまで迷惑そうな顔していた若い男の人も、とうとう笑い出しました。私も「バイバイ」と手を振りました。

みんなが集まり静かにする場所ですが、周りのみなさんがとても暖かく見守っていた事、特に年配の方の接し方には心の広さ、ゆとりがあって、人生の先輩ってすごいなあと思いました。最初は私も参ったなあと思いましたが、2時間強の待ち時間が楽しく過ごせた事は、わんぱくっ子に感謝しないといけないのかなと。
その後はシーンと静まりかえっていたのは言うまでもありません。

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