今回は二本まとめてご紹介します。
『ヴァン・ヘルシング』(2004年、アメリカ)★★☆☆☆
監督 スティーヴン・ソマーズ
キャスト ヒュー・ジャックマン、ケイト・ベッキンセイル

『LOVERS』(2004年、中国)★★★☆☆
監督 チャン・イーモウ
キャスト 金城武、チャン・ツィイー

今月はなぜかアクションに縁があるみたいで、アジアものと洋ものを立て続けに観ました。中国映画『LOVERS』と、アメリカ映画だけど舞台はルーマニアの『ヴァン・ヘルシング』です。『LOVERS』のストーリーは唐の時代を舞台に、宮廷勢力と地下組織との攻防のなかで出会う男女の、運命の愛を描いたラブストーリー。『ヴァン・ヘルシング』はドラキュラ退治のモンスター・ハンターが、ドラキュラやジキル博士とハイド氏などの歴代のモンスターたちを吹っ飛ばす痛快アドベンチャーです。アクションといってもずいぶんテーマの違う二本ですけど、見比べてみると、おもしろい共通点を発見!そこで今回は“アクション・ラブストーリーの法則”というのを作ってみることにしました。みっちーの勝手な解釈で整理してみただけなので、気軽に読んでくださいね!
法則その(1) 「敵も味方も美男・美女」
何と言ってもチャン・ツィイー。あのツルツルお肌には参りました。陶器みたいな肌ってこういうのを言うのかな。お肌の角を何回も曲がってるみっちーには、う~ら~や~ま~し~い~(>_<)限りです。
金城サマは、美しさに最近では大人の精悍さが加わったヨダレじゅるるの男前っぷり。実は金城サマ見たさに、嫌がる友達(ß濃いのは苦手)を引きずって見に行ったんです。けど、そういう不純な動機は忘れるくらい、映画の内容はこっちの予想を次々と裏切っていくストーリー展開で、最後までハラハラしながらのめり込んで観てました。
金(金城)の恋がたき、劉を演じるアンディ・ラウは、正統派の美形。金は外見は二枚目だけど、内面は三枚目。対する劉は身も心も二枚目。二人のやりとりは水と油のようでどこまで行っても平行線です。ラストの対決シーンは見もの。季節の移り変わりと、剣の刃の欠け具合に注目!雪がこれでもかってくらいドカドカ降ってくるし、いつまで闘うつもり?!
『ヴァン・ヘルシング』のほうは、クールなハンサム・ガイ、ヒュー・ジャックマン演じる主人公の、アウトロー風くたびれヒーローぶりがはまってます。リチャード・ロクスバーグ(『ムーラン・ルージュ』『ミッション・インポシブル2』) 演じるドラキュラ伯爵の、非人間的な美しさとは対照的です。ドラキュラの三人の妻たちもゴージャスで、醜い化け物に変わらなければヒロインより目立ってしまうかも。三つ子の叶姉妹を想像していただければ。モンスター達の、人間を殺さなければ生きていけない悲しさがもう少し描き込まれていたら、とちょっぴり物足りない気はしますけど。。。
きれいな人同士が闘うと絵になりますね。敵も味方も美形。これがアクション・ラブストーリーには不可欠な条件なのです!
法則その(2) 「CGは欠かせない」
『マトリックス』以降、アクションにはつきものになってしまいました。CGをうまく加減して使った映画もあれば、全部CGみたいに見える映画もあって、個人的にはなるべく控えめに使ってほしいな~。
『LOVERS』はワイヤーアクションもたくさん使ってて、CGばかりに頼っているわけじゃないので、アクションシーンにも生身の人間っぽい温かみがあります。『ヴァン・ヘルシング』は、CGを使わなくちゃ再現できないということもあって、CG使いまくりです。でも、それを嫌味に見せないのが監督のすごいところ。CGを取り入れたシーンは、あえてCGとわかるように作られてる。キャラクターの動きをオーバーにアニメっぽくしてるんです。ヘルシングとハイド氏が対決するシーンで、のこぎりを使った脱出穴確保術なんかは、「トムとジェリー」を思わせるようで微笑ましい。こういうCGの使い方なら、苦手な人も楽しく見れますね。
法則その(3) 「“笑い”がある」
“笑い”といっても、この二つの作品では、だいぶタイプが違います。『LOVERS』はクスッと可笑しく、『ヴァン・ヘルシング』はワハハと笑えるようなタイプ。東洋と西洋の感覚の違いかも?
『LOVERS』の笑いは、アクションにあります。絶対あり得ないようなミラクルアクションがたくさん出てくるんですけど、登場人物はそれを平然と真顔で受け止める。「こんなのあり得るわけない~!」って、見てるほうは可笑しいのに、映画の中では大まじめ。観客とスクリーンの中の世界とのズレが面白いんです。
『ヴァン・ヘルシング』にはしっかり笑わせるコメディアンが出てきます。見習い修道士のカール(デヴィッド・ウェンハム)。聖職者なのにお行儀の悪い言葉を連発する、女好き&発明大好きのオタクです。このカール君が、表情も動作もセリフも、全部トボけてて可笑しい。デヴィッド・ウェンハムは、『ロード・オブ・ザ・リング』のファラミア役で一躍有名になったオーストラリア出身の俳優。カメレオン的演技で注目されているそうだけど、なるほどですね。少し影のあるファラミア役で彼を見た人なら、ビックリ驚くカワイイおとぼけキャラでした。
どちらの作品も音楽と色使いに凝っていて、音楽好き・美術好きの人なら、そういう面でも楽しめます。『ヴァン・ヘルシング』は全体を通して冷たく薄暗い、いかにもドラキュラの土地を思わせるグレーでまとめられてます。それだけにラストシーンの朝日が美しい。『LOVERS』の衣装はワダエミさん。計算された背景と衣装の配色には魅せられます。
あっと、スミマセン!!二本分書いてたら長くなってしまいました。ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。次回はまたタイプの違う映画をご紹介しますね。
オススメドリンクorフード

『LOVERS』
(ハーゲンダッツのこゆ~い抹茶アイス。映画に出てくる竹やぶの鮮やかな緑色を見ていたら、抹茶アイス食べたくなりました。)

『ヴァン・ヘルシング』
(もちろんトマト・ジュース!これしかないです。)


















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