
2004年 イギリス・アメリカ
ジョニー・デップ
フレディ・ハイモア
ケイト・ウィンスレット
久しぶりに試写会に行ってきました。でもって思い切り泣いてきました。ジョニー・デップ主演の『ネバーランド』。新春映画、どれを見るか迷ってる方には太鼓判でオススメします。絶対ハズレません!
ストーリーは、劇作家ジェイムズ・バリーが、あの不朽の名作『ピーター・パン』を生み出す背景にあった実話をもとにしています。舞台は20世紀はじめのロンドン。劇作家のバリー(デップ)は、新作が不評でスランプぎみ。公園のベンチに座って落ち込む彼の前(というかベンチの下)に、ヘンテコな空想に取りつかれた少年が現れる。公園での四人の少年と若い未亡人の母親(ウィンスレット)との出会いが、バリーの生活をすっかり変えてしまう。父親の死後かたくなに心を閉ざしている三男のピーターをモデルに、バリーは新たな芝居を書き始める。犬と踊ったり、インディアンに扮して変人ぶりを発揮するバリーに、最初は面食らうピーターだったが、徐々にこの“子供の心をもつ大人”の存在がかけがえのないものになっていき。。。続きは観てのおたのしみです。
キャストですが、ケイト・ウィンスレットは若い母親役にぴったり。この人は、あんまり器用な役者さんではないけど、はまり役に当たったらほんとにいいですね。今回は成功です!ジョニー・デップは、スコットランド出身の主人公になりきっていて、なまった話し方が素朴でほのぼのしています。ほんとは、この役にはアクが強すぎるんじゃないかって心配してたんですけど、あのタダモノじゃない目つきが“子供の心を持つ大人”というちょっとフツーじゃない役柄にばっちり合ってました。
この映画、とにかく作り方がうまいんです。まず冒頭のシーン。タキシードやイブニングドレスに身を包んだ紳士淑女が次々に劇場の中へ吸い込まれていく。話題の新作に期待して皆ワクワク顔。カメラは熱気につつまれた会場を離れ、シンと静まり返った舞台袖の通路を映し出す。そこにはカーテン越しに不安げにお客の反応を覗き見る男がひとり。脚本を書いた本人、ジェイムズ・バリーだ。客席の賑わいと舞台袖のピンと張り詰めた緊張感を、カーテン一枚がくっきりと隔てている。臨場感ある冒頭の場面。グーっと映画の中の世界に吸い込まれていきます。
ここでひとつ、イギリスの演劇界がどういうものだったかについてマメ知識。ロンドンの演劇界は批評の厳しいことで有名ですが、この「演劇批評」について、映画の中で劇場主(ダスティン・ホフマン)が「批評のせいでプレイ芝居はプレイ楽しみでなくなってしまった」とボヤいてます。それはそのまま今のロンドン演劇界の人たちの声でもあるのかな、と思わせます。さて、バリーはこの「批評」という敵に、どう立ち向かったんでしょうか。劇場に集まるのは社交界の常連客ばかり。彼らにとって、気がかりなのは批評家のコメント。批評家がダメというものを褒めようものなら、自分の理解力のなさ、趣味の悪さをさらけ出すようなもんです。だから、いいと思っても素直にいいと言えない。みんな正直な反応が出せずに周囲の出方を伺っている。そんながんじがらめのお客を相手に、バリーが考え出した名案とは・・・?
ラストは覚悟しててもやっぱり泣いてしまいます。私が行った試写会会場でも、すすり泣きがあちこちから上がってました。私はぐっとガマンしましたけど、最後にはホロリ。
こんな夢のある映画のお供には、ふわふわのマシュマロ!ムーミン型のキュートなマシュマロ見つけました。全部食べちゃったので写真はナシです。


















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