『フル・モンティ』 1997年 イギリス ★★★★★
監督 ピーター・カッタネオ
キャスト ロバート・カーライル、トム・ウィルキンソン
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コメディといえば、一番のお気に入りがコレ!
再就職のあてもない失業中のおじさんたちが、起死回生をかけてストリップに挑戦!いさぎよく脱いで、不景気をふっとばそうという魂胆だ。ちなみにタイトルの“フル・モンティ”は、ずばり「スッポンポン」という意味。ところが、集まったメンバーは、ガリガリのやせっぽち、ビール腹のおデブ、頭がさびしい初老のおじさん。
美にも才能にも運にも見放された、どうしょうもなくカッコ悪い男たちが、一世一代の舞台に立とうとしている。はたしてお客さんは来てくれるのか?そもそも、彼らは本当に脱げるのか??最後までハラハラしっぱなし。主人公たちを支える友だちや家族のあったかい愛情にもジーンと来ます。観ていて元気になる映画!!
舞台はイギリスのさびれた工業都市シェフィールド。ガズ(ロバート・カーライル)とデイヴ(マーク・アディ)は、工場から廃材を盗んで小遣い稼ぎをしながらヒマをもてあましている。いつものように町をぶらついていた二人は、女性たちが黄色い声を上げて集まっているところに出くわす。人気の男性ストリップグループが町にやってきたのだ。色めき立つファンの中にはデイヴの妻もいた。落ち込むデイヴ。そのとき、ガズの頭に名案が浮かぶ。そう。オレたちも脱げばいいのだ。よそものの男に目がくらんだ女どもを見返してやれるし、何しろストリップはカネになる!
というわけでガズの息子ネイサン(ウィリアム・スネイプ)も助手に巻き込んで、おじさんたちのひそかな特訓がはじまる。その練習風景が抱腹絶倒。ステップを合わせるためにサッカーのルールを応用したり、奥さんの日焼けマシーンをこっそり使って、なまっちろいお肌を小麦色にしたり。文字どおり裸のつき合いを通して、仲間の絆が強まっていく。そのうちヘンな関係まで生まれ・・・。
そしていよいよ本番の日。会場には女性だけでなく、冷やかし半分に男性まで詰めかけている。男が客席にいると聞いて、ガズはおじけづく。土壇場でしり込みする父親に渇を入れるネイサンが頼もしい。いよいよステージに立った彼らは、満面の笑顔でパンツを脱ぎ捨てる。ライトに照らされた彼らの姿は、心底カッコイイ。
この映画、公開されてから8年も経つんですけど、そのおもしろさは全然色あせません。何回リピートで観たかなぁ。覚えてないくらい。単純明快なストーリーといい、ユーモアたっぷりのセリフ、役者さんたちの息の合いかた、音楽、すべてがバッチリ合ってて、小気味よい笑いを誘います。お金をかけなくても、こんなにおもしろい映画が作れるんだってことを証明してる。とにかく一見の価値ありです!
今回おススメの映画のお伴は・・・
“チップス”(=フライドポテト)。イギリスの庶民の食べものといえばコレ。ギネスビールと一緒にパクリ。




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