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「みっちー映画ざんまいの日々」では新旧、ジャンルもごちゃまぜに、みっちーオススメ映画を気の向くままにご紹介。勝手にやらせてもらいます、の世界です。みっちーの暴走を止めよう、こいつにやらせておいてはいかん、というスタッフが時々乱入してきます。読者の皆さんもたくさんコメントお寄せくださいね!作品レビューの最後にはその映画に似合う飲み物・食べ物も紹介しています。映画鑑賞のお供にどうぞ! みっちープロフィール |
『ラヴェンダーの咲く庭で』 2004年 イギリス
監督 チャールズ・ダンス
キャスト ジュディ・デンチ、マギー・スミス、ダニエル・ブリュール
ジュディ・デンチ&マギー・スミス。映画界に君臨するベテラン名女優が共演する、珠玉のヒューマンドラマ。イカツイ顔した迫力おばさんジュディ・デンチは、『恋に落ちたシェイクスピア』でも堂々たるエリザベス女王役で周囲を圧倒してました。彼女が出る作品はイギリス映画好きには見逃せない!というワケで手に取ったのがこの一本。
美しい海辺の村に暮らす老姉妹、ジャネット(マギー・スミス)とアーシュラ(ジュディ・デンチ)が主人公のヒューマンドラマ。老女2人の田舎生活か。フムフム、人生とは何ぞや、生きるとは何ぞやを語る哲学的なストーリーか?と思ったワタクシ、大間違いでした。観てびっくり。ななな、なんと、ラブストーリィだったんです。ジュディ・デンチが恋する乙女!それも、とってもキレイなんです。わたしはこの映画で初めてジュディを美しい人だって思いましたよ。ひょっとして昔はキレイだったのかも?と思って、30年ほど前の写真を見てみたら・・・そのまんまコワイ顔でした。(ごめんなさい、ジュディ。)
とりあず、ざっとストーリーを紹介しますね。1930年代、ヨーロッパに再び戦争の影が忍び寄ろうとしていた頃。イギリス南部、コンウォールの静かな海辺の村に、ふたりの老姉妹が暮らしていた。庭の手入れをし、小鳥にえさをやり、浜辺を散歩する。平穏な老後を送るふたりのもとに、ある日予期せぬ訪問者が現れる。嵐が過ぎた朝、浜辺に打ち上げられたひとりの青年。異国から来た謎の青年アンドレア(ダニエル・ブリュール)を、姉妹は家に入れて懸命に看病する。一命をとりとめたアンドレアは、実はヴァイオリンの名手だった。彼の存在は、姉妹の単調な生活をまるでモノクロの画面に色を吹き込むかのように、あざやかに変えていく。
主人公の姉妹を演じるマギー・スミスとジュディ・デンチは、さすが安定感のある自然な演技。観る者をぐんぐん映画の世界に引き込んでいく。特にデンチは、少女のような淡い恋を、あのコワモテながら見事に体現。スッと伸びた背筋、月光に輝く美しい銀髪、透き通るような青い瞳。ホントにきれいです。初めてアンドレアを見たときのドギマギした様子や、彼とのふれあいに心をときめかし、片思いに苦しむ姿。観ているうちに、彼女が老女ということを忘れてしまいます。けれど、現実は変えられない。なんとも切ないです。悲しいゆえに、いっそう美しいんですね~。
けれどこの映画のかなめは、主人公のふたりよりも、実はそのふたりを魅了する青年アンドレアなのかもしれません。老姉妹をはじめ、村のおじさんたち、村娘、謎の美人芸術家などなど、老若男女を惹きつける無邪気な魅力の持ち主。この役を演じるには、男の色気と、イタズラっぽさと素朴さが、絶妙なバランスで配合されてなきゃいけない。美形すぎるとうさん臭くてダメ。こんな難しい条件をクリアするダニエル・ブリュールは、ちょっとスゴイですね。地味なんだけど引力がある。「グッバイ・レーニン」のマザコン青年役でもいい味だしてました。母性本能をすくずる天才かも?!
キャスティング、ロケーション、音楽。どれも文句のつけようがないです。ちょっと残念なのは、スローモーションやフラッシュバックが必要以上に使われてること。キャストや音楽が申し分ないんだから、画面は直球勝負でいいのに。盛り上がってきたとこにスローモーションが入るとゲンナリしてしまう。画面の編集に懲りすぎると、特にこういうしっとりしたドラマでは、感動を削いでしまうんですね。おもしろい発見でした。
おばあちゃんのつかの間の夢物語。とっても切ないんですけど、観た後になぜか爽やかなすがすがしさが残ります。たまにはこんな不思議なラブストーリー、いかがですか?
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イギリス南部の海の色を思わせるコバルトブルーのかき氷。どアップでわかりにくいですが、かき氷です。
夏のおやつはコレでなきゃ!西○商店街の名物ですよ。



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