ピヨのブックカフェ

ためになる本、ひまつぶしの本、今話題の本など、福岡のとある本屋からノンジャンルでおすすめしていきます。本の情報交換も大募集!

ピヨ プロフィール
小さい頃から本が大好きで、趣味が高じて現在福岡のとある書店に勤務中。好きなジャンルは歴史物。アヴァンティでインターンシップ中にコラムニストとしてスカウトされる。ランチタイムに本のことばかり話していたから!?もひとつ好きなもの、それはネコ!本とネコに囲まれて暮らすことが何よりの幸せ。ピヨはひよこに似ているから。

☆今年最後のオススメ紹介☆

またまたお久しぶりの更新となってしまいました!皆さん年末をいかがお過ごしでしょうか?ぴよです☆今日はお友達と本屋巡りに行ってきました。お互い好きなジャンルが違うので、新しい発見があり楽しい時間が過ごせました。今回のオススメは『春期限定いちごタルト事件』(東京創元社)です。
いちごタルト
あらすじはこんな感じ↓


主人公の小鳩常悟朗は入学したばかりの高校一年生。彼は中学のときから行動を共にしている女の子がいます。彼女の名前は小佐内ゆき。小柄で尼そぎの髪のとても地味(にしている)な女の子。彼らは恋愛関係にも依存関係にもないけれど、共通の願いがありました。それは……「小市民」になること。
しかし、「小市民たれ」と決意する二人の前にはいつも謎が現れます。「小市民」たるもの探偵の真似事などもってのほか。けれど二人は謎を解く必要に毎回迫られてしまいます。
果たして二人は「小市民」の星をつかむことが出来るのでしょうか!?


もともとは知り合いに薦められて手に取ったのですが、「小市民」の響きとかわいらしい絵が気に入って購入しました。主人公の小鳩君の名探偵ぶりもいいのですが、一見地味でおとなしい小佐内さんの本性も見物です。
二人は何も最初から「小市民たれ」と思っていたわけではなくそうなるだけの過去があります。小鳩君は中学生の途中までちょっとした名探偵でした。一方の小佐内さんは作品中詳しく描かれていませんが小鳩君いわく「僕が狐だとしたら、小佐内さんは狼だった」そうです。最終話で彼女の本性が垣間見えます。
最初にご紹介したとおり、ライトなミステリーです。今までミステリーが苦手で読んだ事が無い方でも無理なく読めるのではないかと思います。ちょっとした青春小説にちょっとした謎が隠し味的にちりばめられている感じです。
タイトルの「春期限定いちごタルト」は甘いものが何より大好きな小佐内さんが毎年楽しみにしている限定商品ですが、作品中で自転車のかごに入れていたところを自転車ごと盗まれます。この事件を境に彼女の本当の姿が少しずつあらわになっていきます。その様がなんとも言えずコミカルです。

年末年始は本を読むにはもってこいです。こたつに入りながらのんびりと読める作品です。帰省中の方は旅のお供にいかがでしょうか?私はこれから続編の『夏期限定トロピカルパフェ事件』(東京創元社)を読もうと思います!
それでは皆さんよいお年を!ぴよでした☆

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