「人間ってすごいんですよ。自分を治す力があるんです」と目を輝かせて語る村上眞知子さん。自らの体験あっての力強い言葉だ。
痛めたひざの手術の後遺症に長く苦しんだ。様々な療法を試すなかでヨガと出会い、13年ぶりに正座ができるようになった。体に本来備わる力の素晴らしさに目覚めた村上さんはヨガセラピストの道を歩むことになる。同時に心と体のつながりにも興味を覚えて臨床心理学を学び、カウンセリングの実践を積んだ。
独立して8年。常に人のために「私が役に立てることは何か」を考え、少しずつ形にしていった。
その中で生まれたのが「妊活ヨガ」だ。最初の生徒がわずか半年で自然妊娠。ヨガと妊娠との関係を確信した。その後、多くの生徒から妊娠の嬉しい報告を受けるようになった。
「妊活ヨガ」は子宮や卵巣など腹部に刺激を与えるポーズを中心にヨガ独特の呼吸法を組み込み、体の巡りをよくして妊娠しやすい体を作っていく。不妊に悩む女性は不安と焦りで心も体もガチガチになっていることが多い。「妊活ヨガ」は心身共にリラックスできるのが特長だ。「妊娠力はみなさん持っています。それを引き出すお手伝いをしているだけ」。
状況に応じてカウンセリングで心のケアもできるヨガ教室は、村上さん独自のスタイルだ。「赤ちゃんが『行きたいな』と思ってくれるような健康な心と体を作っていきましょうね」と生徒が安心できるようにやさしく声をかける。 生徒から「ここに来るとホッとします」とよく言われる。『サンシャイン』は雨の後に日がさすとホッとするような、時間と空間を提供したいという思いを込めてつけられた名前だ。開業時の村上さんの思いは伝わり、太陽のぬくもりを感じるような場所に育っている。
ヨガセラピスト・心理カウンセラー
村上 眞知子さん
熊本県出身。福岡教育大学(教育心理学)を卒業後、福岡市立名島小学校教諭。体育の授業中に右膝半月板を損傷し、3年間休職。復職後、冷泉小・当仁小「ことばの教室」で難聴・言語障がい児の指導に携わる。32歳でリハビリのためヨガを習い始める。42歳、教員を20年間で退職。九州大学の聴講生として臨床心理学を学びながらヨガセラピスト・カウンセラーとして研鑽。2008年6月『サンシャイン』開業。ヨガセラピスト歴23年、心理カウンセラー歴23年、産業カウンセラー歴16年。
▲ 1.「妊活ヨガ」で誕生した子どもと一緒に「産後ヨガ」。育児疲れもリフレッシュできる。「子育て世代のサポーターになりたい」と村上さん。
▲ 2.ヨガとカウンセリングで、心も体も軽やかに。くつろいだ雰囲気の中でのカウンセリングで、心の悩みもほぐれていく。
▲ 3.一人ひとりの心と体の状態に合わせたていねいな指導なので、無理なくできるのも魅力だ。
ヨガ教室&カウンセリング サンシャイン
福岡市博多区祇園町1-23 アルテハイム祇園601
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